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【マスターデュエル】「U.A.(ウルトラアスリート)」デッキ紹介

まえがき

どうも、Kodachiと申します。今回ご紹介するのは「U.A.(ウルトラアスリート)」デッキです。
ゴールド5〜プラチナ昇格まではこれ一本で駆け抜けるくらい、個人的にかなりお気に入りのデッキです。皆様の構築の参考になればと思います。

そもそもU.A.って?

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。①:このカードは「(同名カード)」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻し、手札から特殊召喚できる。

という共通効果を持つ地属性・戦士族の「U.A.」モンスターと、それをサポートする「U.A.」魔法・罠で構成されます。
この共通効果を活かし、攻守を切り替えながら戦う中速デッキです。

カテゴリがメインデッキのみで完結している点や、上級モンスターの比重が大きい点が特徴です。
トップアスリートがスタジアムに集まり、それぞれ得意分野で力を発揮する、というイメージが分かりやすいですね。

基本の動き

①:下級U.A.を召喚する
②:共通効果で手札に戻し、上級U.A.を特殊召喚する

これだけ。ここに展開効果持ちのU.A.やサポートを絡めて盤面を作っていきます。

強みは?

・共通効果で楽に展開できる

複雑なルートを覚える必要がないので、とりあえずで出して相手の出方を伺えます。

・エクストラに頼らない

壺で初動を安定させたり、パニッシュメントをメインから採用することができます。

弱みは?

・事故の可能性

上級モンスターが多いので、どうしても事故の可能性があります。

・個々のカードパワー

1枚で盤面を返せるようなパワーはないので、盤面にU.A.を残せないときついです。マストカウンターの見極めが重要になります。

何が楽しいの?

・相手とのやり取り

どこを通してどこを止めるか、どれを除去してどれを戦闘で処理するのか、などを考えながら対戦できます。

・共通効果による独特の動き

モンスターが手札とフィールドを反復横跳びします。一度体験するとクセになるこのプレイ感。

・フレーバーとマッチしたユニークな効果

それぞれのモンスターにどんな役割があるのか分かりやすく、必要に応じてサーチして使うことができます。

デッキレシピ

メインデッキは「競演のアスリート」パックでだいたい手に入ります。
必須URもプレイングマネージャーだけなので組みやすいです。

メインデッキ

下級U.A.

・「U.A.リベロスパイカー」

共通効果に加え、相手メインフェイズ時に手札のU.A.をデッキのU.A.に変換する効果を持ちます。
変換先は主にプレイングマネージャー、パーフェクトエース、ストロングブロッカーの三択。要するに1妨害カウントです。
自身は手札に戻るので、返しのターンでまた召喚しスタジアムのサーチに繋げられます。

だぶった自身やファンタジスタを戻せない、戻したカードと同名カードは出せない、といった縛りはありますが、確実に仕事をしてくれるので3枚積みます。

・「U.A.ファンタジスタ」

共通効果に加え、フリーチェーンで盤面の他のU.A.を手札のU.A.に変換する効果を持ちます。
主にプレイングマネージャーを直接叩きつける時、キルラインに届かせる時に使います。フリーチェーンであることから、対象を取る効果の疑似回避にも使えたりします(ごくまれです)。

下級U.A.はリベロとファンタジスタだけなので、初動として複数枚欲しいです。ただこちらの効果は盤面に他のU.A.を要求するので、リベロより優先度を下げ2枚にしています。

上級U.A.

・「U.A.パーフェクトエース」

共通効果に加え、相手ターンに1度手札1枚をコストに魔法・罠・モンスターの効果の発動を無効にし破壊する効果を持ちます。
U.A.の守備の要です。名実ともにエース。相手ターン限定とはいえ、この性能は破格です。展開する際も、まずはパーフェクトエースを立てることを意識します。
実は名称指定ターン1ではないので、2体目を並べても効果を使えます。その分手札消費が荒くなりますが、詰めの際には有効です。

守備力も2500と及第点。除去された時を考え、複数枚あると安心ということで2枚にします。

・「U.A.マイティスラッガー」

共通効果に加え、攻撃時に相手の効果発動を封じる効果を持ちます。
見た目に違わず攻撃特化のU.A.です。主に破壊や墓地送りで効果が発動するモンスターの処理、裏守備狩りを担います。
後続を断つことで、間接的にパーフェクトエースやストロングブロッカーの無効の質を高めることができます。

1枚入れておいて、スタジアムで適宜サーチして運用します。初手にあったらリベロスパイカーで戻しましょう。

・「U.A.コリバルリバウンダー」

共通効果に加え、召喚・相手ターン中の特殊召喚に成功すると、手札・墓地から同名以外のU.A.1体を選んで特殊召喚する効果を持ちます。
主に除去を受けるかコストになって墓地に行ったU.A.を釣り上げる際に使います。例えばパーフェクトエースのコストでU.A.を捨てざるを得ないことがあり、それを拾えると手札消費が抑えられます。
リベロスパイカーやファンタジスタで相手ターン中に出せば効果が使えます。手札で固まったU.A.を盤面に並べる際にも有用です。

フラッグシップ・ディールで出したモンスターをリリースして召喚、スタジアムを誘発させるといった芸当も可能。何かと便利だけど複数枚は要らない、ということで1枚入れています。

・「U.A.ストロングブロッカー」

共通効果に加え、相手モンスターの特殊召喚成功時に時の任意効果でその表示形式を変更し、その効果を無効にする効果を持ちます。
パーフェクトエースに次ぐ、サブの妨害手段です。無効にするだけなので各種素材に使われてしまう、表示形式変更を伴うのでリンクモンスターに対応しないタイミングを逃す、という難点があります。
しかし、複数体に同時に対処できる、出されたモンスターの全ての効果を無効にできる、複数枚同時誘発のチェーン順に左右されない、という点はパーフェクトエースにない利点です。

こちらも「何かと便利だけど複数枚は要らない枠」で1枚です。

・「U.A.ドレッドノートダンカー」

共通効果に加え、貫通効果、さらに戦闘ダメージを与えた際に対象を取る除去を行う効果を持ちます。
これも見た目に違わず攻撃特化のU.A.です。使い方がわかりやすいですね。自分のターンに除去を打てるU.A.はドレッドノートダンカーとプレイングマネージャーだけなので、ガンガン使い倒していきましょう。

スタジアムで3000打点に乗るので、軒並み殴り倒せます。貫通効果もあいまって破壊力は抜群。1枚で適宜サーチして運用します。初手にいたらリベロスパイカーで戻します。

・「U.A.プレイングマネージャー」

共通効果を持たない代わりに、U.A.が召喚・特殊召喚に成功した場合に自身を特殊召喚できる効果と、特殊召喚に成功した場合、単体除去かU.A.以外の全体モンスター効果無効のモードを選択できる効果を持ちます。
U.A.の基本の動きにプラスで盤面を横に伸ばす、展開の要です。除去と全体無効を選べるのも非常に優秀で、自分と相手どちらのターンでも腐ることがありません。
見るからに強力なことから、各種妨害が飛んできやすいポイントです。これを囮に本命を通すといった形で利用できるとうまぶれます。

スタジアムの強化で2500打点と、ステータスも申し分ありません。素引きしても使えます。絶対複数枚欲しいですが、共通効果を持たず、手札に3枚抱えたくはないので2枚にしています。

U.A.魔法・罠

・「U.A.フラッグシップ・ディール」

エクシーズフェスティバルで見た。
デッキからU.A.を効果を無効にして特殊召喚し、その後レベル×300のライフを失う効果を持ちます。
直接デッキのU.A.に触れるので初動になります。下級U.A.2種やパーフェクトエースを持ってきて共通効果で入れ替えるのが基本です。
S・X素材になれない制限がかかりますが、問題なくリンク素材にはなれるので覚えておくと役に立ちます。

ライフコストの関係で多用はできませんが、OCGで金謙が準になることも踏まえて2枚で運用します。

・「U.A.パワードギプス」

攻守1000アップとモンスターとの戦闘で相手に与えるダメージ倍化効果、追加攻撃を行う効果、自分スタンバイフェイズに装備モンスターを除外するデメリット効果、自己回収効果の4つの効果を持ちます。いくらなんでも盛りすぎ。
主にマイティスラッガーやドレッドノートダンカーに装備し、相手を殴り倒す際に使います。U.A.魔法であることから副葬ペナルティでサーチでき、タイミングを狙って運用できます。
神罠を始めこのゲームにはライフコストを要求するカードが多くあることから、格上相手でもこれを装備して殴り込むだけでワンチャンあります。

ワンショットを狙えずとも、マイティスラッガーがネフィリムなどを問答無用で処理できるようになる、ドレッドノートダンカーが戦闘と除去で最大4枚割れるようになる、などの恩恵があります。1枚入れておいて損はしないカードです。

・「U.A.スタジアム」

U.A.の召喚成功時にU.A.モンスターをサーチする効果と、ターン1でU.A.の特殊召喚成功時に全体に500バフをかける強制効果を持ちます。
サーチ効果はU.A.の基本の動きを支えるもので、主にパーフェクトエースかプレイングマネージャーを持ってくることになります。メインエンジンですね。
バフの上昇値も高く、戦闘に一役買ってくれます。ターンをまたいで生き残ったパーフェクトエースが3000打点になっていることも。

金謙、テラフォ、副葬ペナルティを駆使して、可能な限りハイパー・スタジアムとセットで握りたいのでフル投入します。

・「U.A.ハイパー・スタジアム」

おなじみ発動時の効果処理でU.A.をサーチする効果と、手札のフィールド魔法を公開し、1000ライフを払うことでU.A.の召喚権を増やす効果を持ちます。
こちらのサーチは使い切り。特にリベロスパイカーを持ってくることが多いです。
召喚権を増やす効果はスタジアムと好相性。スタジアムのサーチにはターン1がないため、2回分サーチができます。

可能な限りスタジアムとセットで初動に使いたいので、こちらもフル投入します。後から引いても強く使えるのがとても偉い。

・「U.A.ペナルティ」

U.A.がモンスターと戦闘を行うダメステ時、その相手モンスターを時限式で除外する効果と、墓地除外でU.A.魔法をサーチする効果を持ちます。
メインはサーチ効果です。これのおかげで副葬が初動になるほか、素引きしてもパーフェクトエースで捨ててサーチを使えます。
戦闘を介する分除去性能は高く、伏せて割られたとしても除去を使わせたと考えれば損しません。

素引きはしたくないので、副葬の3枚目が腐るリスクはあるものの、2枚に絞ります。

その他

・「増殖するG」
・「灰流うらら」

汎用枠。完全2枚初動のデッキ、かつできるだけトップの純度を高めたいことから各2で割り振っています。
この辺りは個人の感覚によるところも大きいかもしれません。各3にするとパニッシュメントが抜けます。

・「おろかな副葬」

ペナルティを落として初動になります。確定サーチなので壺より優先。3枚積みます。

・「金満で謙虚な壺」

ドロー枚数より質を重視したいので強金は不採用。OCGで準制限になるのに合わせて2枚に。ハンド次第ですが、囮としてまずこれから入ることが多いです。

・「増援」

下級U.A.をサーチします。制限。

・「テラ・フォーミング」

2種のフィールドのうち足りない方をサーチします。これしか握っていない場合は、下級U.A.を握っていればスタジアムを、握っていなければハイパー・スタジアム経由でリベロスパイカーを持ってくるようにします。制限。

・「ハーピィの羽根帚」

問答無用でバック除去。シングル戦のみのマスターデュエルではメイン投入必至です。制限。

・「墓穴の指名者」

誘発対策と墓地対策の両方を兼ねます。準制限。

・「ドラグマ・パニッシュメント」

空いたエクストラ枠を有効に使えます。浮幽さくらなんかもいいかもしれません。汎用枠を誘発と分け合う形で2枚です。
破壊耐性持ちがきついということであれば天龍雪獄なんかもおすすめです。

エクストラデッキ

U.A.は盤面に残した方が強いので基本は金謙やパニッシュメントの弾ですが、択として使えるカードを用意しておくと便利です。

・「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」

種族・属性、召喚条件、耐性など全てがU.A.と噛み合うリンクモンスターです。
相手のリソースが尽きた終盤に心を折るために出します。雑なモンスターを小突いて耐性持ちを処理したりといい仕事をしてくれます。

・「トロイメア・フェニックス」
・「トロイメア・ケルベロス」
・「警衛バリケイドベルグ」

手札コストを要求する汎用リンク2。素引きしたペナルティをどうしても切りたい、あるいはどうしても処理したい置物がある、という際にお呼びがかかります。
バリケイドベルグはスタジアムを守りつつ回収できるので強く使えます。
ケルベロスが一番金謙で飛びます。

・「崔嵬の地霊使いアウス」
・「ミセス・レディエント」

地属性要求のリンク2。
アウスの枠はOCGではトライヒハートになってます。パンクラあたりを取れたら良し。
ミセスはスタジアムでも足りない時の打点増強に。

・「アンダークロックテイカー」

汎用リンク2。パワードギプスには触れないがワンショットができそう、という場面で出張ってきます。
月光あたりと同じような使い方ですね。

・「F・G・D」
・「旧神ヌトス」
・「中生代化石マシン スカルワゴン」
・「PSYフレームロード・Ω」
・「ウィンドペガサス@イグニスター」

金謙やパニッシュメントの弾です。
F・G・Dはカオソルを残しつつクルヌギアス、メガトンゲイル、クリスタルウィングなどを処理する用。
ヌトスとウィンドペガサスは除去の水準が高いので各2です。スカルワゴンはバック対策、Ωは墓地対策です。
うららを通常召喚することで、ΩかウィンドペガサスはS召喚が可能。これは1回だけやりました。

・「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」
・「No.39 希望皇ホープ」

マイティスラッガーと大体同じ役割です。こちらはより緊急性が高い時に。ただランク4が立つということはU.A.の最低限の動きはできているということで…ここの枠はもっと詰めれるような気がしますね。有識者求む。

展開例

・手札:ハイパー・スタジアム+スタジアム

ハイパー発動,リベロサーチ→ハイパー効果発動,スタジアム公開,ライフ1000払って召喚権追加→スタジアム発動→リベロ召喚,スタジアム効果発動,パーフェクトエースサーチ→リベロ戻してパーフェクトエース特殊召喚,スタジアム効果発動,攻撃力500アップ→リベロ召喚,レベル5以上の任意のU.A.サーチ→相手メインフェイズにリベロ効果発動,レベル5以上の任意のU.A.デッキに戻して任意のU.A.特殊召喚

盤面:パーフェクトエース+任意のU.A.
任意のU.A.がプレイングマネージャーなら除去/全体無効
ストロングブロッカーなら無効

採用しなかったU.A.

こんな機会でもなければお目にかからないと思います。せっかくなのでご紹介します。

・「U.A.フィールドゼネラル」

共通効果に加え、他のU.A.の攻撃宣言時に自身の打点を800分け与える効果を持ちます。
U.A.内最高打点。OCGでも最高レアリティ。
さらに召喚演出まで付いています。

アツい

ただ肝心の効果は少々インパクトに欠けますね。3回使って2400打点のプラスをどう見るか。カジュアルで使ってあげたいところです。

・「U.A.カストディアン」

共通効果に加え、相手ターンに1度、U.A.に1度きりの破壊耐性を与える効果を持ちます。
U.A.内最高守備力。
せめて自分のターンでも使えてほしかった。

・「U.A.ターンオーバー・タクティクス」

U.A.が2体以上いる時に発動でき、フィールドのモンスターを全てデッキバウンス、その後自分のデッキに戻った数までU.A.を特殊召喚し、相手は相手のデッキに戻った数まで好きなモンスターを特殊召喚できる、という効果を持ちます。
エクストラデッキに戻ったカードは「デッキに戻った」扱いはされないので、対エクストラモンスター用の除去カードとして使うことになります。
破格のカードなのですが、対面によって性能が左右されてしまうのがネック。入れるなら1枚です。

・「U.A.ロッカー・ルーム」

フィールド・墓地のU.A.を手札に戻し500回復、その後任意で手札交換する効果を持ちます。
副葬ペナルティでサーチできるのがいいですね。永続かフィールドなら使ってました。使い切りじゃちょっとね…。

・「U.A.マン・オブ・ザ・マッチ」

U.A.が戦闘で相手を破壊したダメージ計算後、または戦闘ダメージを与えた時、手札・墓地から任意の数だけU.A.を選んで守備表示で特殊召喚する、という効果を持ちます。
罠なので発動まで遅い、守備表示で特殊召喚なので追撃には使えない、といった点が気になります。やりたいことはわかる。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご意見、ご感想などあればぜひ。マスターデュエルでU.A.が動く姿はまさにesports。
少しでも興味を持っていただければ幸いです。

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