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【シャニマス】アンティーカ隠しモチーフについて考察してみる


「アンティーカには意外な隠しモチーフがある」

1stライブ後の打ち上げの時、私がそんな与太話のような考察話をしたところ、そういうのはブログに書けと尻を叩かれ慣れないエントリを書くことになりました。

前述の通り、私はアンティーカにはエピソードを作るにあたっての共通したモチーフがあるのではないか、と考えています。

この考えに思い至ったきっかけは三峰の存在。
シャニマスにおいて、三峰は一貫して「雨」というモチーフを強調して描かれています。

【雨色、上機嫌】雨の日が好きと自身でも語っている。

【等身大のレイニーデイ】雨の日のアンティーカ。とても静かでエモい。

【雲間のモーメント】咲耶が三峰の影響で苦手だった雨の日の見方が変わる。


オバキャ衣装のキャプション。雨雲のことを言っていると思われる


華やかなアイドルものにおいて、キャラクターのシンボルとしてはややどんよりとしたイメージの「雨」を持ってくる意味は何だろう?という疑問から始まりました。

アンティーカ内を見渡しても恋鐘は「月」、咲耶は「花」…どちらも美しく華やかなイメージです。


【ビ〜♡バップ海岸】そういうところだぞ恋鐘…

【月の浜辺で待っとって】ストレートに月を主張した輝夜姫

【街角フラワーガーデン】「咲耶」の名前にふさわしい、花にまつわるコミュ。

(ちなみに咲耶によくついてまわる「笑顔」というワードですが、「笑む」は「咲む」とも書きます。私は意図的なものではないかと思っています。)

月も花も、それぞれ単独でアイドルにふさわしいシンボルです。

ところが、「月」「花」「雨」と並べた時ひとつのイメージが浮かびました。

察しのいい方はピンときたんじゃないでしょうか。

そう、花札です。

そして、5(人)の中にこの三つが含まれるのであれば、最強の役・五光がモチーフなのではないかという仮説を立ててみました。

五光は

芒に月
桜に幕
柳に小野道風(雨)
松に鶴
桐に鳳凰

この5枚でできる役です。

上の三つは恋鐘、咲耶、三峰だとして残り二つは
どうでしょう。
エピソードをざっとさらっても鶴や鳳凰が出てくるようなものはありません。
ここからはちょっとこじつけっぽく感じるかと思いますが、まあ暇つぶしにでもお付き合いいただければ幸いです。


「桐に鳳凰」
桐=霧という音つながりで霧子のモチーフだと仮定してみます。

桐は防湿・防虫に優れ、古来より日本では着物や書物の保管のほか、薬箱に用いられてきました。
霧子の「包帯」のイメージとつながる気がしませんか。

さすがに弱い?
まいともそう思います。

そう思ってたところへ、運良く2周目霧子が引けたのでコミュを確認してみて声が出ました。


「われたよ」

このコミュはざっくり言うとお気に入りのマグカップを割ってしまいしょんぼりしていたPに、霧子が修復してプランターとして使ってはどうかと提案するおはなしです。

他愛もない日常のワンシーンですが、視点をちょっと変えると
Pのマグカップは食器としての「死」から霧子の提案によりプランターとして再び新たな「生」を得たということです。

「死と再生」!鳳凰じゃん!!と。

ああ待ってください石を投げないでください、まだ。
私のこじつけちからはまだあと1段階上がありますので。

さてこうなると、
最後に残るのは「松に鶴」と田中摩美々です。
さすがに松の木や鶴が登場するコミュはありません。

しかし、摩美々のコミュやセリフにはある共通点があります。

「私を待たせるなんてー、覚悟しててくださいねー」

これはpSSR【トリッキーナイト】田中摩美々を引いた時の画像とセリフです。

コミュだとこれはファミレスで電話かけに出て行ったPを“待っている”シーン。


イベント「MAGIA L`Antica」でも、自分以外のメンバーを”待っている“間にちょっとしたアクシデントが。(後述)

これ以外にもちょいちょい待ち摩美々が存在します。

おわかりいただけたでしょうか。
摩美々は「待つ」エピソードが多いのです。
待つ→松…
ダジャレかよ!とお思いかもしれませんが、古来より松は待つの掛け言葉として用いられているばかりか、松という名前自体が「(神を)待つ」に由来しているという説もあるのです。
(ぶっちゃけるとこれに関しては途中の考察を聞いた摩美々Pのおづきくんが気付いてくれました、ありがとう)

また、【摩的・アンチテーゼ】のコミュのひとつ「mmm」
なんかはPを「待つ」間にPをサプライズ的に喜ばせるため一生懸命サインを入れるという”鶴“の恩返し的要素も感じられます。


他にもちょいちょい「恩返し」をしようとするエピソードが。

また、摩美々は「Pやメンバーに隠れて何かをしている(一生懸命なところをひとに見せない)」エピソードが多いのも鶴の恩返しっぽいですね。


アンティーカ結成エピソード【廻る歯車、運命の瞬間】より。メンバーと別れて1人で衣装アレンジ素材を探しに行く


【トリッキーナイト】「勘違いしてたみたいだ」より。帰るふりをして失くした大切なピアスを1人で探そうとする

先にも触れた【MAGIA L`Antica】より。めんどくさがりの摩美々がメンバーの肉まんのために一人でスタジオ内を駆け回る。

まだ掘ればあるかもしれませんが、現時点ではこんなところです。

いかがでしょうか、
「アンティーカのモチーフは花札の五光」説、あると思いませんか?

まあ正直私自身書いてて何度も脳裏にあのコマ(※)が浮かんだりしてるんですけど、こんなフリーメイソンじみた考察がまったくありえないとは言い切れないくらい緻密に組み上げられた文芸を振り回してるのがシャニマスくんの素晴らしいところだと思います。

(※)


もし許されるなら次はpSSRのTrue Endについての考察(を装った妄想)なんかが書ければなーと思ってます。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
それでは。


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