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.* こどもの気になる食事行動について *.

おはようございます!

チャイルドマインダーのみぎたです(*'ω'*) 訪問保育を行っています。

今日はこどもの気になる食事行動について、チャイルドマインダーとしてのいろいろな対応の仕方などをお伝えしたいと思います。


※チャイルドマインダーのテキストを引用させていただきます。

【こどもの気になる食事行動】

❶養育者から見たこどもの食事で困っている行動

〈平成27年度 厚生労働省 「乳幼児栄養調査」3の⑷参照

年齢ごとに困ったと思う行動に違いはありますが、時間がかかること以外では

・あそび食べ

・むら食べ

・偏食

この3つの行動が上位であることがわかります。

❷好き嫌いと偏食への対応

⑴偏食の内容

こどもに多い偏食としては野菜嫌いが各年齢とも第1位で、次いで肉嫌い、牛乳・乳製品嫌いと続いています。

⑵対応のしかた

食べ物の好き嫌いは誰にでもあります。どうしても嫌がる時はあまり無理強いをせずに、栄養面で代用できるものを与えます。しかし、偏食が多すぎると栄養面ばかりでなく、食事の豊かさや楽しみを味わうことが少なくなってしまいます。

偏食を改善するための工夫をしていろいろな食材を根気よくメニューに取り入れ、偏食を改善していきましょう。決して無理強いはせず、こどもの反応を見ながらゆったりと構えましょう。

❸偏食を改善するための工夫

⑴調理法を工夫する

㋐すりつぶす

・すりつぶして混ぜる

・人参などすりつぶしてシチューに混ぜる

・果物といっしょにジュースにする

㋑包む

・薄焼き卵で包む

・餃子や春巻きのように包む

・ロールキャベツやオムレツにする

㋒細かく刻む

・細かく刻んで混ぜる

㋓盛り付けを工夫する

・いろどり・形・器など、こどもが目でも楽しめる工夫をする

⑵雰囲気を変える

お友だちと食べると、今まで苦手だったものが急に食べられるようになることもあります。庭・公園などでいつもと雰囲気を変えてみるのもいいかもしれません。

⑶冷却期間をおく

こどもの嗜好も変わることがあるので、いろいろ工夫しても改善されないときはしばらく冷却期間をとってみましょう。

❹あそび食べへの対応

興味旺盛な1~2歳児のあそび食べは、よくある姿です。幼児が食器の中の食べ物を手でくちゃくちゃしたり、口に入れた食べ物を口から出して見たりするのは、大人から見ればマナーの悪いあそびのように見えるかもしれませんが、こどもにとっては大切な食への探索行動です。3歳以上になると食事に集中できるようになり、あそび食べも徐々に少なくなっていきますので、ある程度のけじめをつけながら上手に対応していきましょう。

❺少食やむら食べへの対応

幼児の食欲にはむらがあり、食べる量にもむらがあるのも幼児期の特徴です。また、同じ年齢でも食べる量に差があります。むら食べや少食のこどもも、発育に異常がなく体調も機嫌も良いようであれば、問題ありません。ただし、食欲不振やむら食べが長期間にわたる場合や、程度がひどくなった場合には、保護者との情報交換や保育環境の見直しを図る必要があります。

❻あそび食べや少食を改善するための工夫

⑴生活リズムを見直す

朝起きて、食事をし、体を動かして遊び、十分な休息をとる。という規則正しい生活リズムを作ります。

⑵空腹と満腹を感じさせる

「空腹は最高の調味料である」という言葉があります。しっかりとお腹が空いて空腹を感じ、ご飯が食べたいという欲求が起こり、食事をしてお腹がいっぱいになり、満足感という幸福な感覚を実感することで、食べ物のおいしさを味わうことができ、食べることへの喜びも実感することができます。こどもが適度な空腹感と満腹感を味わえるように、食事やおやつの時間、量に配慮しましょう。

⑶適度な運動や外遊びをする

こどもに合わせた適度な運動や外遊びをすることで、食欲も増進します。また、身体を動かすことや外遊びは体力を養うだけでなく、こどもの諸器官を刺激し、活性化します。

⑷こどもが食事に集中できるように周囲の環境を整える

テレビがついていたり、近くに遊びたいおもちゃがあれば、こどもの関心はそちらへ向いてしまいます。テレビは消す、おもちゃは片づけるなどして、こどもが食事に集中できる環境を整えます。

⑸食事の時間は30分くらいで切り上げる

食べさせたい一心でだらだらと食事時間を延長するのは効果的ではありません。食事の時間は長くても30分くらいで切り上げます。

⑹むきにならず、ゆったりと受け止める

あそび食べはこどもの探索行動であり、食欲にむらがあるのもこどもの食事の特徴です。一時のことであれば、あまりむきにならずにゆったりとした気持ちで受け止めましょう。こどもが楽しく食事に集中できるように工夫や努力を惜しんではなりませんが、焦りは禁物です。

⑺過干渉、過保護にならない

こどもの食欲を減退させる原因のひとつに、過干渉と過保護があげられます。こどもの健康を考えているつもりでも、大人の過干渉や過保護がこどもの食べる意欲や正しい食習慣の獲得を妨げている場合がありますので気をつけましょう。


※チャイルドマインダーのテキストから、こどもの気になる食事行動についてのかかわり方を紹介させていただきました。

かかわり方はこの限りではないと思いますが、すでに保育者である方や、これから保育に携わろうとしている方、保護者の方々など、少しでも参考になれば嬉しいです。


読んでくださりありがとうございました。


‣‣チャイルドマインダーみぎたは、保育園で保育補助をしながら、個人で訪問保育も行っております。

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