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ポケモンカード CL京都+自主大会参加レポート【サーナイトex】

こんにちは、みがわりそーです。
今回は12/23と24に開催されたCL京都に参加することが出来ましたのでその参加レポートと、12月中に参加した自主大会の振り返り、シティリーグからどのように構築を変えたのかのまとめを時系列を追ってやっていきたいと思います。
前回の愛知の時のような感じで書けたら、と思ってます。
気持ち程度のデッキ解説も載せてみましたのでこれからのシティリーグの参考になれば幸いです。
また、本編は無料で読むことが出来ますが、投げ銭コーナーにおまけとして僕が2023年調整メンバーに共有したデッキレシピを全て掲載しています。そちらも合わせて確認していただければ嬉しいです。

愛知のころの記事は上からどうぞ!


☆第0週(~12/2)

シティリーグが終わってCLの当落があった週です。
シティリーグではVIPなしサーナイトを使い4-1でオポ落ちでした。

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レシピ自体は有名プレイヤーの方が使っていたものです。シティリーグの1週間前から使い始め、かなり手に馴染むデッキという感想です。
ちなみにこの週はCL京都の参加が確定しているにもかかわらず、インフルエンザで倒れていたのでほとんど練習することができませんでした。
その中でも初狩りデッキに負けるのだけは悔しいのでシティリーグの結果や自作デッキのネタだしなどは継続して行っていました。

シティリーグの内容は上の記事からどうぞ!

この週やったこと
・デッキのネタだし
・シティリーグの環境調査
(・療養)


☆第1週(12/3~12/9)

参加した大会:第10回ちからもち杯@TCバトロコ高田馬場(12/9)
使用デッキ:サーナイト(バトルVIPパス)

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シティリーグの構築からの変更点として
VIPパス不採用→バトルVIPパス、ミュウ、かがやくゲッコウガ採用
ゴージャスマント、フトゥーのシナリオ採用→ザシアンV、崩れたスタジアム採用
博士の研究、ヒガナの決意採用→セイボリー採用
があげられます。
サーナイトの構築の分岐点としてよくあげられるVIPパスの採用不採用、シティリーグ時点でもこの週でもパス不採用でミラージュステップから盤面を作っていく方が強いと考えていましたが、サーニーゴさんと凱さんのサーナイトミラー対戦動画を見た時、先行の展開力を意識したVIPパス採用型を2人とも使用されていました。
シティリーグでの敗北はミラーマッチでのリソース切れだった点を踏まえると、序盤から差をつけていく構築を一度試す機会にしたほうがいいのではないか?ということでVIPパスを採用して構築を考えました。
それに伴い初手から山札を進められるミュウとゲッコウガを採用し、ドロソも3ドローのセイボリーに変えてしまったので1枚増量しました。セイボリーは相手のキュワワーやラルトス、ゲノセクトVを弾ける点が魅力的で、採用しているレシピも多く見受けられたのでお試し感覚です。ミラージュステップに依存しないということで、アルカナシャインのラインを複数立てて使えないことを考慮し火力枠をザシアンVに1枚変更しました。
個人的に意識した枠はポケモンにつながるトレーナーズの枠で、ミュウを採用した関係上、グッズでポケモンを取れるカードの枚数を一般的なリストより多めに採用しました。バトルVIPパスで展開できなかった時にポケモンをしっかり置けるよう霧の水晶はなるだけ減らしたくなかったですが、レベルボールもこのデッキにおける最強クラスのサーチ札でVIPパスから入った展開ではリファインを取る札として枚数が欲しいので3-3採用などは考えにくかったです。

マッチアップ
予選
R1:ロストギラティナ先勝 チーム3-0勝
R2:リザピジョット先勝 チーム2-1勝
R3:ロストギラティナ先勝 チーム3-0勝
R4:インテウーラ後負 チーム1-2負
個人3-1チーム3-1 4位 あがり
決勝トーナメント
R1:雪道ミュウ負 チーム0-3負
トップ8

本番ではザシアンVが活躍し拾った試合(先2飴ストームスラッシュ、縛られたゲッコウガに剣の咆哮など)があり、この採用はgoodだったかなと思います。VSインテウーラでは明確なプレイミスがいくつかあり反省です。個人的に苦手な対面ではありますが、完全に不利が付いているわけではないのでミスが無ければチームの勝ちに繋げられたのに残念。VS雪道ミュウ戦では展開の遅れを取り戻すミラージュステップがサイド落ちしており、サーナイトexを2回押し付けるプレイで抗ったもののトラッシュのエネと手札が足りなくてザシアンVを動かせずに負け。
VIPパスを使えた試合自体が1試合しかなく、ミラーマッチも発生しなかったため構築が正解か否かの判別は難しい状態でしたが、相手のハンド干渉の返しに手札が伸びるカードがセイボリーしかない構築なのはリファインやゲッコウガが枯れた盤面へのハンド干渉で負けてしまうので、捲りデッキのコンセプトと相反すると感じたため、博士の研究やヒガナの決意のような枚数が多く見れる縦引きのカードは必ず採用しようと決めました。
次の週の大会はシティリーグの結果に再現性があるかどうかを確かめるためにVIPパスをもう1度不採用にして参加してみようと思います。

この週やったこと
・ミラーに寄せた構築の思考
・流行しているカードへの評価


☆第2週(12/10~12/16)

参加した大会:第10回カードラッシュCS@東京都立産業貿易センター浜松町館(12/16)
使用デッキ:サーナイト(VIPパス抜き)

シティと同じ構築

第1週を終え、バトルVIPパスには疑問が残るもののザシアンVに関しては好感触だったため引き続き採用を試みました。
平日は基本的にはPTCGLのラダーとフレ戦機能を使って練習していました。ラダーマッチでは自分の意識していないデッキとのマッチングが多く、シティリーグや自主大会よりもカジュアルな層が参加している割合の多いであろうチャンピオンズリーグのマッチと重なる部分があると考えています。感想戦や振り返りがやりにくいのは欠点かなと。
フレ戦ではPTCGLの大会で爆勝ちしているインテウーラの名手デンソン選手に稽古をつけてもらってました。サーナイトとインテウーラのマッチアップはお互いがお互いを苦手と意識し合う不思議なマッチなのでかなり面白く、考察のやりがいがあります。このあたりからインテウーラ対面への理解が深まり、苦手意識が減っていきました。

月明かり実装はよ

平日練習使用構築その1。第1週で使った構築の改造版で、PTCGL上には月明かりの丘が未実装なのでスタジアムをボウルタウン2、崩れたスタジアム1で回しています。
2枚変わっただけですがやはり博士の研究が雑に強いという印象。相手のイキリンコexのせいでセイボリーを物理的に使えないなんてことも減りますし。

平日練習使用構築その2。いわゆる赤月ロストと呼ばれるデッキタイプで、大型対面をリザードンとトドロクツキに委ねてます。ミラゲで動くアタッカーを入れたロストデッキにかがやくゲッコウガが採用されていないのはデッキの安定感が著しく下がるのではないかと疑問でしたが、終盤にリザードンとトドロクツキがカウンターキャッチャーとセットでしっかりサイドを取り返してくれるので出遅れてもある程度なら何とかなりそうという感想。

その他リザピジョットやギラティナなど上位Tierデッキを試しながら1週間を過ごし、週末の自主大会には再びパス抜きのサーナイトを持ち込みました。

マッチアップ
R1:ガブリアスナマズン勝
R2:リザピジョット負
R3:カビゴンLO勝
R4:ミライドン負
R5:サーナイト勝
R6:ロストリザードンex負
R7:ロスギラ負
R8:アルセコケコ勝
4-4

事故負けやサイド落ちなどありましたがシンプルに構築負けといった印象。ピオニーミライドンが流行している中にミラステ前提の構築なのはダメだな~と思いミラステ型より種ポケモンを多く採用できるVIPパス型を再考察しました。

この週やったこと
・流行している構築を回す
・苦手な対面の攻略法を聞く
・結果に再現性があるか確かめる


☆第3週(12/17~12/23.24)

参加した大会:チャンピオンズリーグ2024 京都マスターリーグDAY1Aグループ@京都パルスプラザ(12/23)
チャンピオンズリーグ2024 京都マスターリーグDAY2@京都パルスプラザ(12/24)
使用デッキ(DAY1,DAY2変わらず):サーナイト(バトルVIPパス)

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以前VIPパスを採用して使っていた構築と比べ、ザシアンVやともだちてちょう、セイボリーを不採用にし大量発生しそうなロストへのメタとしてジラーチ、博士と違ってハンドキープしながらセイボリーより縦引きできるヒガナの決意をVIPパス型でも採用しました。ザシアンVはリザードンexが流行していたのでミライドンが減少する読みで抜きました。ミライドンに対しては後1のテツノカイナを倒すための要求がアメ2枚+サナex+ブレインウェーブ+エネルギー6枚(リバーサル+超3枚でも可)になるのですが、ザシアンVを採用するとアメ1枚+ブレインウェーブの要求がザシアンV1枚になります。そのほかに、ザシアンVは採用することで初手から手貼り+剣の咆哮でアグロするプランがとれ主にロストデッキに対して有効に働くのですが、ロストデッキへの対策としてジラーチを採用することにしたことも不採用の理由のひとつです。ジラーチでのロスト対策はプレイの流れを対面ごとに変えずに済むというメリットが大きいです。
また、超エネに触りやすくするために水晶の枚数は3枚からは減らさない、つりざおはブレインウェーブを2枚にした上プレイを楽にするための手帳を抜いてしまったので、ポケモンのリソース管理面でのプレイを楽にするため3枚採用など細部に自分の色を出しました。

実は3週目はサーナイト以外のデッキをメインで回していて、VIPパス型のサーナイトがダメだった時にギラティナリザピジョットをDAY1の持ち込みにしようとしていました。ギラティナは今までの積み重ねがあるので直前1週間でも勝ち抜けるようになるだろうと思っており、メタカードを全抜きし自分の動きと捲りにガン寄せした構築を考えていました。

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またリザードンはかいとな選手にプレイや構築のアドバイスをもらいながら考察を進めていました。

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かいとな選手の最新の構築は下の記事からどうぞ!


しかし、ギラティナはロスト赤月やミライドンにボロ負け、リザピジョットは直前で流行したデヴォリューションのせいで煮詰めてた構築が歪み、勝ち切れる構築にできなかった(ミラーのデヴォリューションまで考慮すると無理)ので練度十分なVIPサナを持ち込むことに。
デヴォリューションにはミラステからの展開やアメをきちんと残すことでリザピジョットよりも対応できるうえに構築も歪めずに済むのでケアを怠らなければ勝てると踏んでいました。

マッチアップ
CL京都DAY1Aグループ
R1:インテウーラ後6-5
R2:ロストギラティナ後6-4
R3:ロストギラティナ先6-3
R4:ヒスイゾロアーク後6-1
R5:ロストギラティナ先6-?
R6:ロストギラティナ後2-6
R7:リザピジョット先6-4
R8:ロスト赤月先6-5
R9:リザビーダル先6-4
8-1 23位

CL京都DAY2
R1:ピオニーミライドン先4-6
R2:サーナイト後5-6
R3:リザピジョット後6-5
R4:ゾロアークバレット先6-4
R5:サーナイト先5-6
2-3 total10-4 69位

DAY1は文句なしの快勝。VSギラティナではジラーチのおかげで終始こちらのペースでの試合運びでした。雪道を雑に割らずタイミングを考えリバーサルアルカナシャインで突っ込むなど長らくギラティナを使っていた側として嫌なプレイやタイミングが分かっていたというのも追い風でした。リザードンやインテウーラのマッチでは練習に付き合ってくれたが非常に高い練度で僕のプレイを見てくれたおかげで負ける気がしませんでした。ありがとう。
DAY1R8とDAY2R4は本当に手に汗握る展開でテキストカバレージにしたいくらいでした。が、そんな熱い展開も虚しくDAY2は2-3、最終成績ではtop64にも残ることができませんでした。
2日間の合計4敗はプレイや構築の介入の余地がないシーンで差がついたことでの敗北なので当日の選択による後悔は少ないです。
8-1予選上がりから見ると残念な結果になってしまいましたが、マスターリーグになってから2回目のCLで優先権を獲得することができたのは非常に自信になりました。

この週やったこと
・逃げデッキの練習
→前の週やるべき
・流行カードへの対策
(・移動)


☆デッキ解説

ここではCL京都で使用した構築の特徴的な部分や意識した配分などの解説を載せようと思います。
よくあるテンプレ構築なので需要はあまりないかもですが、覚えておいた方がいいプレイなども書いているので何かつかんで帰ってもらえたら幸いです。また、各週の構築紹介の項目と一部かぶる内容があります。
サーナイトデッキのイロハなんてばっちりや!という方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

ポケモン
サーナイトライン 4(2-2)-4(3-1)-4
メモリースキップのラルトスはタキオンビットやロストマインでの負け筋になることが多く、そもそも狙って技を打つことができるシーンが少ない、LO対面ではテレポートブレイクの価値が高いことを考え不採用です。
また、ミラージュステップの宣言時に2エネついた状態だと次のターン手張りだけでブレインウェーブに繋がります。非エクミラーでサーナイトexを置きたくないときに意識しましょう。2エネキルリアがとられても裏のリファインが3面守れているので問題なしです。
リザードンexなど大型ポケモンへの対面で勝率を落としたくない場合は、ブレインウェーブの3枚目やザシアンVの採用をお勧めします。

クレセリア、サケブシッポ 1-1
ベンチ狙撃要因ですがクレセリアは1エネ無傷キルリア(1エネ+6エンブレイス+手張りで300まで伸びてVSTARやピジョットexを取れる)を作るときとロスト対面、インテウーラ対面に使い、サケブシッポは序中盤のシステム潰しや終盤ナンジャモカウンターキャッチャーから捲るときに使います。
ミラーではジラーチのほうが採用率が低いことからクレセリアで突撃することが多いです。ただし、盤面にエネを散らしすぎて相手のサナexをワンパンできなくなる、なんてことには要注意です。インテウーラ対面ではなるべくサイコエンブレイスの当たらないポケモンを展開することは控えて、ムーンライトリバースでオクタンを倒せるようにできるとgoodです。
サケブシッポの1エネ3点での削りは常に頭に入れておくようにしましょう。
また、サケブシッポはこのデッキのどのボールでも出すことができますが、クレセリアはレベルボールでは取ることができないことに気を付けましょう。

ミュウ、かがやくゲッコウガ 1-1
バトルVIPパスを探すカードです。
ミュウは先行で相手がリザードンやサーナイトなど後1から殴らなさそうなデッキの時はふしぎなしっぽが二回使えることになるのでなるべく前へ送りたいです。
ゲッコウガはミラーの後手やサイド落ちでラルトスラインが欠損している展開などで使います。序盤に高い要求が来たときに1ターン目から山の掘削が進んでいることが非常に優秀です。ロストデッキ対面ではベンチがマナフィジラーチクレセリア@3で埋まるためあまり置きたくないです。

マナフィ、ジラーチ 1-1
お守りです。
環境に応じてブレインウェーブの3枚目やザシアンVに変えるのもアリです。
ロスギラ対面でジラーチを置くことができると残りHP40くらいのブレインウェーブがロストインパクトを吸ってくれることがあります。

トレーナーズ
ボール類 レベルVIPハイパー水晶 4-3-3-3
レベルボールが最強の初動なので4確定。VIPパスも4にしたかったけど水晶を3取ったのと、進化につながるカードの枚数に枠を割きたかったのでこの枚数になっています。ハイパーボールはハンドコストが厳しいのでリファインで捨ててしまうことも多いですがサナを持ってこれる唯一のボールであることは忘れずに。手札に来すぎたリファインを捨ててつりざお→ミラステなんて展開も。

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ラルトスラインが欠損すると円滑に機能しなくなるので相手に潰された際の復旧用に採用しています。3枚採用なのは前述したとおりブレインウェーブを減らしたからと、序盤中盤終盤でそれぞれ1回ずつ使うためで、序中盤の削られたラルトスラインを戻すのはもちろん、終盤では捨てすぎてしまった超エネを返してアルカナシャインや月明かりの丘を使いやすくするために役立ちます。シンプルな話ですが3枚採用のおかげで必要な時にはだいたい手札にありました。引きやすさという面でも3枚採用はオススメです。
同じくトラッシュのリソースを回復するカードであるともだちてちょうに枠を譲ることも考えられますが、3枚目のつりざおが相手の意識外であることからエネを山に戻しての縛り回避や終盤のピン挿しカード復旧などに効果的に働く上、リファインやハイパーボールのコストとしてポケモンのカードを選びやすい点、現代ポケモンカードゲームはターン数が少ないのでデッキに採用されている7枚のサポート全てを使い切って足りない展開は少ないと考えたので、プレイヤー自身がサポートカードの管理を怠らなければ十分足りる枚数である点などを考慮し不採用としました。
特に当日はきぜつしたジラーチ1枚のためだけにつりざおを使う、のようなプレイをしましたがこれは3枚採用の強み(≒1枚程度なら雑に使える)が出たシーンだと思います。

カウンターキャッチャー、ボスの指令 2-1
サイドを先行される展開が多いことと、ナンジャモを優先して使いたいことが多くこの比率での採用です。最初はボスの指令を2回使えないことに不安を感じていましたが、サケブシッポがベンチのポケモンにダメージを与えらえる2枚目のアタッカーであり、相手のバトルポケモンはブレインウェーブで簡単にとれることから不便さはあまり感じませんでした。カウンターキャッチャーを使うためにあえてサイドを1にしない、のようなプレイが要求られることがまれにありますがそれはリザードンを使っててもギラティナを使ってても同じなのでサーナイトデッキが難しいといわれる要因とは関係ないと思っています。

ふしぎなアメ 2
ミラーや2ターン目こけた展開の時に必要なカードです。最近の環境ではデヴォリューションが流行ってきているので、できるだけ終盤までコストとして捨てずにキープしましょう。

ナンジャモ 4
ともだちてちょうを不採用にしたので後1アビスシークの返しなどむやみやたらにプレイしないよう心がけていました。自身の手札が悪い時や博士で捨てたくないカードが溜まっているときは使うしかありませんが、終盤に相手に要求を課す際に必要な枚数残すことができるかはあらかじめ逆算しましょう。個人的な感覚としては2枚残して終盤を迎えられるとgood。

博士の研究、ヒガナの決意 1-1
相手のハンド干渉の返し、特にミュウのジャッジマンや自分のサイドが1~2の時に食らうナンジャモの返しに使えるようなるべく山札に残しながらプレイしましょう。終盤ブレインウェーブで突っ込んだ返しの要求がつりざお+ブレインウェーブ+スタジアムなどになりがちなので枚数見れるカードが必ず欲しいです。どうしようもない手札を丸々切って前に進む博士とハンドキープできる縦引き且つ手からピンポイントでエネを落とすことができるヒガナ、どちらも利点があるので1-1採用です。常時7ドローできるメリットを優先して博士2枚にするのもアリだと思います。

ボウルタウン、崩れたスタジアム、月明かりの丘 1-1-1
雪道を割れるカードの中でサーナイトデッキの動きやプランに関与する強い3種をピック。特にフトゥーのシナリオを不採用にしたためサナexを消して負け筋を減らすプレイは崩れたスタジアムに一任しています。インテウーラやロスト対面でダメカンが蓄積したポケモンを無理やり消す時にも使います。
前述した内容と多少かぶってしまいますが、月明かりの丘はブレインウェーブが火力を出す時だけではなく、ばらまきデッキへのメタカードとしても機能するのでインテウーラ対面では必須の1枚となります。引きやすさを考慮して2枚目を採用してもいいかも知れません。水晶とつりざおの枚数を一般的なリストより多めに採用しているのでかなり使いやすいカードになっていると思います。
ボウルタウンは初動のかさ増しを兼ねていますが、ギラティナ対面では初手から貼っても大丈夫かを1度考えましょう。

エネルギー
基本超エネルギー 10
できれば11枚取りたいが枠の都合。水晶3枚目をエネ現物に変えるのが無難かも。

リバーサルエネルギー 2
毎試合使うので1は考えられなかったです。サナexを置きたくない対面では相手にわざとサイドを取らせることもしばしば。主にロスト対面でHPまんたんのブレインウェーブがリバーサルで殴れるといい感じです。一応隠し札のコストにできる点も忘れずに。

不採用カード
ザシアンV
ブレインウェーブと違い事実上サイコエンブレイスを無限に当てられるカード且つ進化元を用意しなくていい点が終盤の要求を下げてくれます。現環境で序盤から220のダメージを出すことが出来るデッキがあまり多くない(CL京都の環境ではリザピジョットやロスギラ、インテウーラが多いと予想した)のでスタートしてしまった時のリスクは従来の環境よりも低めであると考えています。もし採用するのであれば一緒に森の封印石も入れたいところですね。

ともだちてちょう
ナンジャモを複数回使いたい対面や、終盤のリソース管理を楽にしたい場合に採用します。このカードがあればリファインのコストにサポートカードを選びやすくなるのでサーナイトデッキのプレイに自信が無い人にはオススメです。僕もサーナイトデッキで9R戦い抜くことが不安で何度も採用できる枠がないか考えていましたが、最終的には自分自身が苦労するほうを選び枠を作りました。

ロストスイーパー
後述するさぎょういんの項目でも書きましたが、現在雪道を複数枚貼ってくるデッキは少ないため自身の動きに関与するスタジアム現物3枚採用が強力だと考えています。
ポケモンのどうぐも剥がすことができるためカウンターキャッチャーナンジャモ展開に封印石を剥がすことを合わせられれば完璧ですが、それよりは自身の動きを強くするカードを取りたい、という思考から不採用です。

セイボリー、さぎょういん
ベンチへの干渉とスタジアムを割れる札としてどちらも有用なカードですが、博士やヒガナを不採用にしてまで取るカードでは無い(見れる枚数が少ない)と感じたため不採用としています。現環境では雪道を複数枚貼ってくるデッキがロスギラとターボミュウしかないため、スタジアムは現物の3枚でも十分足りるというのが僕の意見です。またセイボリーは終盤縛ったりほえさけぶで倒したいポケモンが消えてしまう展開を嫌いました。


☆その他プレイを速める、時間内に決着をつけるための注意事項

僕がサーナイトデッキを使うとき毎回考えていることです。対戦後にプレイが速い、とお褒めの言葉をいただく機会が多いので今回事前に考えていること、プレイ中に意識していることをまとめてみました。時間切れをケアしたプレイを普段から心がけている人にとっては当たり前の内容も多いですが、以下の文章を読んで少しでも時間に余裕のあるポケモンカード対戦になる方がいればうれしいです。

・対戦(動画)をたくさん見る
サーナイトデッキがどのようなサイドレースをするのかわかっていない人は攻めるタイミングを見失い無駄な時間を過ごしてしまうことが多いので、棋譜暗記とまでは行かずともサーナイトデッキが勝っている試合はできるだけ見て、どのタイミングで攻め込むかを判断できるようにしましょう。
・リファインで捨てるカード
パス→エネ→盤面完成してるならボール→捲られなさそうならカウンターキャッチャーやリバーサルエネ
サポやつりざお、スタジアムはなるべく捨てない。
隠し札とリファインができるときは隠し札から。サナに乗ってナンジャモ博士をしたい時はこの限りではありません。
・アルカナシャイン
アルカナシャインを使った後、2枚とも手札に加えるときは「付けません」「対称なし」などきちんと宣言をする。
エネルギーがヒットしてすぐに貼らない場合は一言断りを入れてから考えること。(どちらもトラブルを避けるため)
・ブレインウェーブ、ほえさけぶ
打点計算に慣れないうちは1枚エネを貼るたびに何ダメージになったか声に出す。
頭で考えてミスするくらいなら声に出せ
・トラッシュ
左右とのスペースにゆとりがあるならポケモンとエネは分けてトラッシュの横に広げる(サイコエンブレイスやつりざおで戻す時に時間をかけないため)。
CLの時は両サイドにゆとりがあり広々プレイできたので円滑にトラッシュ関連のカードが使えました。運営の方々ありがとうございます。
また、必ず対戦相手に断りを入れることが前提ですが、対面のデッキがロストデッキの時はトラッシュやロストゾーンを並び替えてエネやミラゲ、殴りそうなポケモン(≒つりざおやクララで戻しそうなカード)を別で分けて返してました。対戦相手が時間を使いすぎないようにこちらができることもあると考えています。僕がCL京都で対戦した方々は皆快く受け入れてくださいました。ありがとうございました。
・山札確認
一度にラルトスとキルリアの枚数を確認して時短を測る

僕はラルトスを上にキルリアを下に出して確認していました
ロストデッキのエネルギーなどでも活用できるテクニックだと思います

ラルトスライン→リバーサル、スタジアム→アメ、裏を呼ぶカード→マナフィ、ジラーチの順番で確認してました


☆終わりに

今回のCLはいわばEレギュレーションの集大成のような大会でした。Eマークのカードが落ちる直前の大会で僕の大好きなバトルVIPパスを採用したデッキを使えたので、そういう点ではデッキ登録を済ませた時点で満足だったのかもしれません。

サーナイトデッキは縦引きや横展開で自分の動きを作るところやナンジャモカウンターキャッチャーなどによる捲り性能が昔僕が好きだったゾロアークGXのデッキと似ている部分が多く、2023年1月のレギュレーション変更後から楽しく使わせてもらいました。そんな最高のデッキをフルパワーで回せる環境をいただけて感謝しかないです。

今回のCL京都では次回CLの優先権を獲得することができました。
2月のCL福岡はFGHのカードが使える新レギュレーションでの環境になりますが、今年の感覚だと新レギュの僕は強いので期待していてください!


☆おまけ

僕が2023年の1年間で調整メンバーに共有したデッキをすべて掲載します。
有名プレイヤーのリストや上位構築丸々なんてものもありますが、僕が調整メンバーに情報を共有する用の記事をそのまま貼るだけですので悪しからず。
売上金は福岡への遠征費用に充てたいと思います。

合計253

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