#ハードコア仮想集会 の候補だった曲集

身代亜土夢

2023年3月31日に『#ハードコア仮想集会』という企画で動画を投稿しました。
激音Vという激しい音楽をやっているバーチャル世界の人たちの集まりで、各々が思う「これがハードコアだ」という楽曲をカバーして一斉投稿しようという企画でした。
身代亜土夢はGAUZEの『山深雪未溶』をボーカルカバーさせていただきました。

昨年2022年11月40年以上の歴史に幕を閉じたジャパニーズハードコアパンクの重鎮・GAUZE、そのディスコグラフィーの中で最も好きな楽曲のひとつをカバーさせていただきました。企画の一番手を図らずも担わせていただきましたが大変な好評をいただきまして、GAUZEはいつか歌ってみたかったのでその念願が叶えられたこともあってとても嬉しかったです。

企画に参加するにあたって他にも候補として考えていた楽曲がいくつもあったのでご紹介させていただきます。

GAUZE『最後のお願い』

GAUZEで行こう、と決めた時にギリギリまで迷ったのがこの曲。名盤『面を洗って出直して来い』のトリを飾る一曲で、政治家の欺瞞を真っ向から叩き潰す痛快な楽曲です。こういうことも堂々と歌えるのがハードコアパンクの魅力だと思います。あと、ちょっと歌詞を読み変えればVTuber界隈に向けた曲としてもイケるよなあと思ったり。

SLANG『何もしないお前に何がわかる 何もしないお前の何が変わる』

北の地にて完全DIY精神を体現しているSAPPORO CITY HARDCOREの代名詞・SLANG、その代表作とも言える必殺の一曲。タイトル・歌詞・音全てが一個の巨大な塊となってぶつけられる様はまさにハードコア。この詞もV界隈で幅利かせてるいろんな人たちに言いたい事そのものですね。有吉風に言えば「おめえ地獄見た事ねえだろ？」って感じで。
（ここでも言っていますが俺は山奥の禅寺で死にたくなっていた時に有吉のラジオをずっと聴いて耐えていました）

ヌンチャク『都部ふぶく』

K.C.H.C＝柏シティハードコアを打ち立て伝説となったバンド・ヌンチャクのラストアルバムから泣きの一曲。後にkamomekamomeを結成するVo.向達郎氏は俺の今の音楽観と芸風に多大な影響を与えて続けている人物であり（ていうかVxKxHxCとか歌詞とか普通にパクってます）、その意味でここもギリギリまで迷いました。中盤もう一人のVo.クニさんが絶叫する「あの時の自分が好きだった　今の自分はもっと好きさ」というパンチラインを叫んでみたいというのが最大の選考理由。俺も今の自分が人生の中でいちばん好きなので。

OUTO『I Like Cola』

炭酸飲めないんですけどね。

S.O.B『Not Me』

グラインドコアというジャンルを1バンドで作り上げてしまったS.O.B。後期のデスメタル化してからの作品も大好きですがやっぱり初期のこの剥き出しの狂気とスピード感は凄まじいものがあるなと。ただ、いざ歌うって考えた時に絶対口まわんねえなこれと思い断念。ハードコアの人たちって滑舌いいんだね。

GERONIMO『THE DARKSIDE PRINCESS』

このバンドはいい意味で全部変わらないんでどの曲でもいいっちゃいいんですが、MVがあったのでこれで。Vo.YAMADA氏の喉にディストーション直掛けしてるみたいなシャウトはハードコアシンガーとして正直国内トップレベルだと思っているんですがいかがですか。現行参加してるT.C.Lで早いとこ新譜作ってほしいところ。


ざっと思いつく限りですが以上となります。ハードコアって最高ですね。


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