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2024年2月 身体の春が始動       右半身-頭→足へ体表の気の流れ強まる


この冬はただの暖冬というだけでなく、寒暖の変動が激しく、本来は真冬の寒さに適応するために骨盤が最もよく縮む1月中も、左右が揃って縮む本来の体勢がとられにくく、右側が広がり左だけ縮む(暖かくなると右がゆるんで寒くなると左が縮む)=左右差の大きい状態が続きました。
右半身がゆるみ始める早春=2月のような体勢で1月が経過してしまいました。

右半身ゆるみ始める=頭から足への体表の気の流れ右側から強まる

春は、冬のあいだ閉じこもっていた気が身体の中から体表へと流れ始め、排泄が高まっていきます。
1月後半には右外関、手三里が敏感になり始め(春の反応)、右半身の頭から足へ向かう体表の流れが早くも強くなってきました。

同時に前年からの続く胸の中から腕に向かう流れも強まり始めました。


とくにこめかみから首の横へ向かう表面の気の流れが高まる
右の鎖骨の窪みで流れが詰まって硬くなりやすい


右手三里・外関 敏感になる = 春の始まり

春は右半身の体表の流れが強まるところから始まります。


手三里は指先で触れるとピリッとした痛みを感じ、敏感になる
外関は少しむくみっぽく指先で押すと圧迫感も感じやすくなる

左手は合谷が敏感です。左右の敏感なツボ同士を近づけると互いに響き合って、温まり体表の流れを促し、発散しやすくなります。

左合谷*右手三里
右手三里と左合谷をふわりと重ねると、互いに響き合って首の付根、鎖骨の中の窪みや肩の周りがゆるんで、頭から下りる気の流れがスムーズになり、頭が涼しくなりお腹は温まります。


昨年の春から胸の中から手へ向かう気の流れは強く、胸の中にこもって免疫系の反応が不安定なりやすい傾向が続きました。
とくに昨秋以降、風邪症状などで熱が出て、下がった後に、体感がスッキリせず、咳や鼻炎が続いたり、アトピー性皮膚炎がひどくなったりといった免疫系の不安定が残るという傾向が続いてきましたが、年末年始以降はさらに目立ちました。

本来アレルギーの季節的ピークは3月ですから、これからさらに強くなるのか注目です。

胸(膻中)をゆるめて、胸の中から腕への気の流れを促し、体表からの発散をよくなるように、今から備えておきたいです。

胸の中心(=膻中―胸椎5番)は体表からの発散の要です。胸の真ん中がよくゆるんで、体表から発散しやすくなれば、全身の気の流れがよくなり、免疫系―自律神経系―内分泌系が連動して働きが安定します。

左合谷*右外関*膻中

右合谷と左外関と胸の真ん中の膻中をふわっと重ね合わせるようにします。ぴったりよりも少しズレたり、少し斜め関係のほうが良く反応します。

両手首のツボと胸の真ん中のツボが響き合って、胸の中に閉じこもっていた気が溢れるように体表→手に向かって流れ始めます。胸の中が温かくあるいは熱くなって、脇の下も熱くなり、手のひらはジーンとしてきます。肩や腕の周りは涼しく、お腹の中は温かくなります。



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