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前にしか進めない


頼りたかった人は

力づくで

私を支配したがり


頼りたい人は

聞く耳持たずに

私を突き放した


諦めの光を宿した瞳は

目の前に映る

幼子のようになった

老いぼれと

今にも切れそうな

危うげな絆の綻び


もっと

当たり前のことが

当たり前に過ごせていたら


もっと

輝く青い空へ

羽ばたくこともできたのに


願いにもならない

声にもならない

溜息まじりに吐き出しても


今を生きることしか出来ないから




実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊