2024年8月3日 お笑い界で最も意味不明な単独が開催されました ぱる単独です 仮面らいだーギャガー ぱるた ぱリズム ぱるた ネギトロネタ オクムラ ココナッツ売り ぱるた × 三福 たった1人でも、貴方の気持ちが安らぐならば我々は意味の無い事でも全力でやらせて頂きます
一度そこで見つけた事があるのであろう 自動販売機の前 ボロボロのスウェットで地べたに這いつくばって 前よりいくらか細くなった手を伸ばしている わっしょい中村、昔、人力舎に所属していた男である 手応えが無いらしく埃が舞う程に手を右往左往させている 私はそれを無言で眺める 声をかける勇気が出ないでいると 「見せもんじゃねーーぞ」 振り向き様に牙を剥く 私はそれを無言で眺める 「・・・・あ、三福さんお久しぶりです、へへへへ」 こっちに気付いた男は、あ
「交際経験の無い2人です」 もう何年も、客席に告げ続けて来た漫才冒頭の文言 その己の文言に縛られて いつからか 彼は、交際を避けて生きるようになってしまった 交際してしまうと笑ってもらえなくなる そんな訳は無いのだが 僅かでも光る商品価値にしがみつく 自分が作り上げた自分に抗う事が出来なくなってしまう 悲しい芸人の性だ そして、今日もまた、女性を知らない事を逆手にとり、皆様に笑って頂き舞台を降りる 舞台を降りた彼に声をかけるのは容易では無い 瞬く間に
「誰も、僕には期待して無いですから」 あっけらかんと開き直る言葉とは裏腹に、彼の目には力を感じる 若手が出待ち対応に追われる間をすり抜けながら "戦えば負けない" 言葉にせずとも伝わる思いが、黒縁の外へ滲み出ている ネタを舞台で披露する回数は年々少なくなり、MCとして後輩の引き立て役に回ることが多くなった ライブを盛り上げた手応えは人気に直結することも無く ふと歩みを止めれば 都合良く使われるだけの日々を送っているような感覚に襲われる その度に安い酒をあおり