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エンジェルナンバーの1111を目にするようになったのは、私が仕事と家庭でいろいろあって精神的に参っているときだった。あのときは、身体が常に硬直していて、夜眠れなかったし、夜中にわあーっと言って起きたりしていた。そんな時、心臓はドキドキしているし、頭はずっと起きていたかのようにフル回転していた。

何気なく手に取った携帯の時刻が11:11だったことが頻繁に続き、道を通っていたら番地が111だったこともあった。11:11以外でもゾロ目の数字の時刻だったことも多く、この奇妙な現象をググってみたら、これらはエンジェルナンバーだということを知った。

エンジェルが応援してくれている、その道を進んでいいんだよ、とオンラインで解説されていたけど、こんな精神状況で、この道を進めと言われても。。。と思った。全然減らない「XXXXしなければならない」リストがいつも思考を支配していた。

気が付くと「xxxxしたい」リストがなくなっていて、次に予定している楽しみなこと、というのが見つからなくなっていた。

それでもエンジェルナンバーは私にささやき続けてくれた。
ときどきウインクさえしてくれた。
それは携帯を手に取ると11:11から11:12に変わる瞬間のことだ。


私の精神状態は、皮肉にもパンデミックによって中和された。この時会社を辞めた。パンデミックは人類に命の尊さと愛を提案した。私はそれを受け取った。

今でもエンジェルは手を変え品を変え、メッセージを送ってくれる。自分が整っている時にのみ、そのメッセージを受け取ることができる。それは空を一直線で飛ぶ飛行機であったり、朝日で輝く葉っぱだったりする。もちろん、今でも数字で教えてくれたりすることは多い。

エンジェルナンバーを見るたび、不思議さに心がワクワクするのと同時に、安心する。メッセージを送ってくれてありがとう。

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