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今日は心持ちがよくない

今日は心持ちが良くない。
何かイイことを書こうとすると、言葉が全部空々しく聞こえてしまう。空々しく聞こえる、というよりも、たぶん、本当に根っこのないことを書いているんだと思う。心の底から発した想いじゃなくて、口先だけの言葉というか。

自分ではどうにもできないことに対して、気に病んでも仕方がない。そんなことは分かっている。でも、どうにもできないからこそ、気に病むしかないんだよね。どうにかできるんだったら、行動できる。何もできなくて、やきもきするよりも、行動できる余地があると、いいのにね。

茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』という詩を、時折思い出す。
「自分の感受性くらい
 自分でまもれ
 ばかものよ」
という言葉を自分に向けたくなる。

一方、じっくり読むほどに意味が深くなるのは前半部分。
心が乾くのも、気難しいのも、苛立つのも、初心忘れるのも・・・どれも、何か1つのきっかけに対して、突然起こるわけじゃない。
毎日毎日の繰り返しの中で、じわじわと、心が乾いて、気難しくなっていく。だから、自分の感受性をまもるためには、「今だけ」まもっても仕方がないんだと思う。溜まってしまった負の感情を見えぬようにフタをするのではなく、そもそも負の感情が溜まらないように、自分をメンテナンスしなくてはいけないんだよな。

明日は、散歩に行こうか。

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