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ぷちぷち

ぷちぷち、つぶすの、すきですか?

梱包材の「ぷちぷち」です。あの梱包材に「ぷちぷち」という名前?をつけた人のセンスは秀逸だと思うのですが、もしかしたら、誰が付けた訳でもなく、自然発生的に生まれたのかもしれません。(電子レンジを「チン」と呼ぶみたいなものですよね。最近の電子レンジは、「ちゃららー」ってメロディが流れるので、全く「チン」ではないんですけどね。)

私も、子どもの頃、お届け物の中に入っていたぷちぷちを丹念につぶした記憶があります。1つずつ丹念につぶすのも良いのですが、雑巾絞りのように、ねじって、手の中で一気につぶれていく感じもいいんですよね。
娘も、やっぱり、ぷちぷちを熱心につぶしています。やると決めたら、やり尽くすタイプなので、端から端まで丁寧につぶしています。

ずっと前、まだ私が玩具メーカーで働いていた頃、「無限ぷちぷち」が発売されたと思います。(他社さんです。)あの、ぷちぷちをつぶす快感をずっと味わい続けられる、という商品でした。ただ、誰もが「あー、あれ、好きなんだよねー」って言う割に、そんなに、大ヒットはしなかったように記憶しています。

なんというか、〈ずっとつぶしたい〉けれど〈無限につぶしたい訳ではない〉んですよね。「ぜんぶ、つぶしちゃったー」っていう区切りは欲しい。

もしかしたら、楽しいこと全般にあてはまるのかもしれませんね。楽しくってずっとやっていたいけれど、でも、終わりがあるって分かっているから楽しいんですよね。好きなことに没頭している時間も、旅行も、お昼寝も、「ずっと続けばいいのに」と思いつつも、今が有限だから、幸せを感じるのかなぁ、と思うんです。

別に真面目な結論を書きたかったわけじゃないんですよ。だって、ぷちぷちをつぶす、という、まぁ、言葉を選ばずに言えば、くだらない話をしているだけなので。
ま、くだらなくてもいいんですよ。何かの役に立たなくても、なんか楽しくて、気持ちよくて、ずっとやっていたいんだよねー、と思えば、それでいいですよね。

ぷちぷち、あまってたかなー?



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