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オンラインの場づくりで大切だったことは、普段から大切なことと変わらなかった


4月・5月と、2カ月間、「おうちしょうがっこう」を続けました。
最後の日となった、5月末。
保護者の方から、とても嬉しいコメントを頂きました。

「個性の違う子どもたちが、
 どの子もみんな居心地の良い場所だと感じていて
 そう思える子どもへの接し方が良かった」と。

あぁ、そんな場が作れてよかった、と
本当に、本当に嬉しかった。

毎朝のリズムになったとか
オンラインで他の人と出会えるとか
そういう評価や称賛は、仕組みを作れば
誰でもできることだけれど。
ひとりひとりを認めてもらえる場だった、って言葉は
私たちの関わりがあってこそ実現した場の在り方。

それを伝えて頂いて、
目指していたことが、ちゃんとカタチになっていたのだと
ほっと安心しました。

「目指したこと」と言っても
正直言えば、明確に言葉にして
運営者間で相談した訳ではないのです。
たぶん、私たち主催してきた3人にとって
言葉にしなくても当たり前の価値観でした。

でも、保護者の方から
「どんな工夫をしていたの?」と質問され、
そう言えば、一緒に運営してきた私たち3人とも
子どものひとりひとりを肯定する・受容すること、という
基本的な関わり方が同じだった、ということに改めて気づきました。
(そして価値観を共有する人と場を作ることができて
 なんて幸せだったんだろう、ということにも!!)

「おうちしょうがっこう」は、
生活のリズムを整えてその日1日を楽しく過ごす
きっかけを作るための場所。
言わば、エネルギー補給の基地みたいな役割だと思っていました。

だから、子ども自身が来たくなることが大事で。
そこで自分の存在が尊重されて今日も楽しく過ごそう、って
思える場になりたくて。
そのために、子どもひとりひとりが「ここは自分の場所」って
感じてもらえることを心がけていました。

そのために、
評価するのでなく子どもの姿を受け入れる、という
私が普段から実践している子どもと関わる時の基本のスタンスが
ちょうどふさわしかったんだと思います。

オンラインでも、リアルでも
人と関わる時に大事なことの根っこは変わらないのですね。
・・・当たり前ですけれど。

休校中の2カ月、子どもたちと毎日向き合えた時間は
私にとっても、かけがえのない時間となりました。
本当に感謝しています。

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6月から、どの地域でも学校が始まり、1か月が過ぎました。
地域によって、学校によって違いはありますが、
分散登校や短縮授業を経て、
7月から通常授業が始まったところが一般的なようです。
充分に授業ができなかった分を取り戻そうと
先生方も、子どもたちも、ぎゅっと凝縮した時間で
過ごしている、なんて話も聞きます。

そんな時期だからこそ、子ども1人1人の想いに沿うことが
きっと必要なんだろうなぁ、と感じます。

この状況で私にできることが、何かないだろうかと
「次」どうしたらいいかを考えています。

リンク元:こども×おとな×しごとプロジェクト

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