【特別じゃないあそび】そうじだって、憧れの遊び
遊びは日常です。時には、張り切って準備したり、貴重な道具や材料を使う「特別な遊び」もあるけれど、基本的には、毎日毎日続く日常です。だから、身の回りのものを使って、あまり頑張らなくてもできる【特別じゃないあそび】のアイディアをご紹介していきます。日々の遊びのネタが少しでも増えれば嬉しいです。
子どもにとっては、大人のやっていることは、みんな魅力的に見えます。何でも、やってみたいのです。そして、何でも「あそび」の気持ちなんです。
「やってみたい」の1つに、「そうじ」があります。「そうじ」魅力的なんですよ。何よりもまずアイテムがある!アイテムがメカっぽい!役に立ってるっぽい!
掃除って、そんなに魅力的な行為だったんですね。ならば、やって頂きましょう。
まずは「掃除機」。
メカですからね。魅力的です。ただ、あんまり小さすぎると、持って歩くには少し重たいです。1か所だけ集中してかけたい時とか、お願いするといいですね。ボタンのON/OFF係だけでも、喜びますよ。出番がないかないかと、ずーっと一緒についてきます。
続いて「フローリングワイパー」。
子どもの視点で見ても「これなら自分にもできるんじゃないか」と思わせるのが、フローリングワイパー。持ち手の棒が組み立て式の場合は、1~2本短くつなぐと、子どもサイズのワイパーが完成。もともと、チカラをかけずに、誇りを集めるものなので、子どもの力でも全然問題なし。子どもも歩き回るだけでお役に立てて、楽しい気持ちになれそうです。どれくらい汚れているか、ちゃんと一緒に確認してくださいね。
昔ながらのほうきと ちりとり。
ザ・お掃除、というイメージがあるものの、これは案外使い方が難しいのです。フローリングワイパーと違って、すぐにゴミが集まる訳でもないし、全然違う2つの道具の動きを合わせるというのは、とても難しい。
そこで!昔のお掃除のように、濡らした新聞紙を小さくちぎったものを撒いてあげてください。濡れた新聞紙にほこりがくっついて、きれいになります。子どもたちにとっても、目に見える大きなゴミをどんどん集めるので、なかなかやりがいがありますよね。
窓ふき
拭き掃除は、どうしても「やっているつもり」みたいになりがちです。どっこを拭いてもらうのが一番いいか?と考えると、「窓」でした。そんなにきれいにならなくても、支障はないですしね。布巾を渡して、きゅっきゅっきゅっと拭いてもらうといいですね。
子どもたちは、大人のお手伝いをしている、というよりも、まずは、大人がやっているから自分もやってみたい、と言う気持ちで「やらせてやらせて」って言うかと思います。その時に「あなたには無理よ」って言うのではなく、「じゃあやってみる?」って一度やってみてもらうといいですね。
自分が興味を持ったことに対して、お父さん/お母さんはちゃんと応えてくれる、と思えると、もっともっと他のことにも興味が広がりそうですよね。
やってみたいの気持ちを、うまく受け止めて、色々なことにチャレンジできたらとてもすてきだと思うのです。「そうじ」はそのごく一例。新しいことに興味を持つと楽しいね、ということに気づいた子どもは、きっとどんどん世界を拡げていけますね。
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