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国連で働く先輩にお話しを伺いました

学生の頃のボランティア団体の先輩で、現在は国連(UNFPA)で働かれているりえさんにお時間をいただき、事業に関するアドバイスや、今取り組まれているお仕事について伺いました。

事業についても有益なアドバイスをたくさんいただいたのですが、今回はりえさんのお仕事についてのお話が興味深かったので、noteに書かせていただくことにしました。

迫り来るタイムリミット

今国連で最も力を入れて取り組まれている問題はなんですかと伺うと、即答で気候変動問題だとお答えいただきました。

気候変動問題といえば、2050年までに二酸化炭素排出量を実質0にしなければ、それ以降にどれだけ努力しても取り返しがつかない状態になってしまうといった話も出ています。

僕たちのように、普段からこの問題に触れていない人たちにとっては、実際に温暖化が進行しているのを身を持って感じる機会は多くないのですが、実際にはかなりの問題が表出しているとのことです。

気候変動がもたらしている問題

直接的に分かりやすい被害で言えば、フィリピンでは、年に1回来るか来ないかといった頻度だった巨大台風が、2022年には5回も発生しました。

来年には、モンゴルで地面の凍結が起き、遊牧民族の方々に影響が出るのではないかと言われていたりもするようです。

こういった話は、気候変動のニュースをご覧になる方はご存知の方もいるかと思うのですが、私が驚いたのは、気候変動が人権問題や経済危機にも影響を与えている可能性があるというお話しです。

どういうことかというと、気候変動で、これまで居住できていた場所に住めなくなったり、安定した食料や収入が見込めなくなったりすることで、侵略戦争に繋がったり、社会的な弱者(特に女性や子ども)への虐待につながったりしているのではないかということなのです。

直近でも、ロシアのウクライナ信仰やミャンマーのクーデターなど、情勢が不安定な地域も増えており、これが気候変動によってもたらされているのだとしたら、今後は更に状況が悪化していくことも容易に想像ができてしまいます。

止まらない流れと今できること

こうした流れを明確に止められる方法は見つかっておらず、国連では、今の流れが続くとして、今のうちからどんな対策ができるのかについてもかなり議論が進んでいるようです。

正直、今の状況を覆せるほどのインパクトを作ることは難しいですが、私たちは今できることを淡々と続けるしかないですね。

今回のお話を通して、もっと勉強すべき分野をたくさん知ることができたので、しっかりとインプットして、より良い事業を作っていけるよう頑張ります!

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