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パパ達の育児交換日記(No141)

第141回はやまっコぐらしが担当します。

最近、とても怖い夢を見ました。
突然、「戦争に行ってもらうので、今すぐ、準備をしなさい。」と言われ、出発の準備をしています。
「いきなり、おかしくないですか。せめて、なぜなのかを聞きましょうよ。」と私の隣で準備をしている男性に話しかけるのですが、「仕方ないよ。」とあきらめ顔。
そして、トラックの荷台に乗せられようとした時に、「あー、このことだったのか。」とマルティン・ニーメラーの言葉を思い出しました。

 『ナチスが共産主義者を連れて行った時,私は黙っていた。
 共産主義者ではなかったからだ。
 社会民主主義者が締め出された時,私は黙っていた。
 社会民主主義者ではなかったからだ。
 労働組合員が連れて行かれた時,私は黙っていた。
 労働組合員ではなかったからだ。
 そして,彼らが私を追ってきた時,私のために声をあげる者は
 もう誰一人残っていなかった。』

 そうだよな、コロナの時もマスクを付けろと言われれば付けて、外せと言われれば外す、マスクを2枚、配られる時も、「それって、おかしいだろ。」と言わず、マイナンバーカードを作れと言われれば作って、原発の再稼働にも反対できず・・・、自分だって、隣の人と同じで、「仕方ないよ。」で過ごしてきて、この日がやって来たんだ・・・。自分たちがこの日を招いてしまったんだ。

私を見送る妻と子どもたちに、トラックの荷台から「次、平和な時が来たら、しっかり、自分の頭で考えて、勇気を持って、声をあげるんだよ!」と叫んだところで、目が覚めました。

私たちは「平和のようで、平和ではない」、「自由のようで、自由ではない」時代に生きているように思います。
思ったこと、感じたことを声にあげられない。
奥ゆかしく、忖度できることは日本人のよさでもあると思いますが、知らず知らずのうちに、本当に大切なことを見失っているような、見落としているような。
私の見た夢が正夢にならないように、父・パパとして、「賢く」なりたい。そして、勇気がほしい。

17色の一過性のお祭り騒ぎではなく、地味でも、真実と歩むべき未来を見通せる賢さが今、求められていると思っています。

これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No140はこちらから↓)
パパ達の育児交換日記


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