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月刊保険診療11月号に記事寄稿しました

ご無沙汰しております。MI-ZAの石塚です。

MI-ZAでは在宅医療の現場で働く人たちに対して、組織づくりや広報などの、なかなか目に見えにくい活動を行っておりますが、それに関連した対外的な活動も行っています。

みなさん、事務長という存在をご存じでしょうか。

事務長とは、医療機関における様々な経営に関わる管理部門の統括となります。規模や組織形態にもよりますが、基本的には診療部門を底支えを行う立場になります。事務部門が強い医療機関は、診療を行いやすいなど、医療機関のポテンシャルを強める大きな役割を担っています。それもあって、事務長がいいマネジメントを行っていましたら、スタッフも働きやすく、診療もスムーズに行うことができ、医療機関としてさらに業務拡大や、事業拡大も可能となります。

全国の名だたる在宅医療の医療機関の事務長が集まる一般社団法人日本在宅医療事務連絡会というものが、2018年から法人化し、お互いに学び合う活動を定期的に行っております。

こちらがその公式サイトです。

なぜこちらのご紹介をするかと申しますと、この度月刊保険診療の記事は、こちらの活動報告の紹介だからです。

2020年新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、病床のひっ迫と共に、在宅医療のニーズが感染症対策を伴う形で急激に高まったことから、管理スパンの大きい新型コロナウイルスワクチン接種の実施や、感染者への訪問診療など、現場で一度にこの業務の設計や遂行にあたり、判断が求められました。

その際にもちろん、医師や看護師の専門知識をもとに、適切な感染症対策を行うわけですが、それに基づき接種会場の設計や、予約受付の業務フローの設計、さらに実際に予防接種を行う上での院内の協力体制なども、新しい課題として考えなくてはなりませんでした。

「ほかの医療機関ではどのようにしているのだろうか」

「何から始めたらよいのか」

「これで正しいのかどうか」

現場の混乱と共に、慎重さを求められながらもスピーディな対応が求められました。その中で、全国の事務長たちが知恵を絞って、互いの現場で培った経験知をシェアすることで、今までは現場で孤軍奮闘していた診療所の事務長たちが、学びを現場に生かす機会をどんどん増やしていきました。

2020年から2021年まで、医療機関上に求められている現場のスピーディさに一つずつ貢献できた実績を、月刊保険診療の医療事務Openフォーラムに記事として寄稿させていただきました。

事務長たちが全国的につながり、情報をシェアして、現実的な問題課題解決を図るという、現場の人たちが現場の課題を考えるパワーにつなげた実績は、全国的に今までにないことだと思います。

在宅医療に関わる皆さんにとって、このような取り組みをぜひ知っていただきたく、こちらのご紹介させていただきました。

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