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失うことからの気づき

へこんでました。昨夜。

iPhoneのパスワード、忘れてしまってセキュリティロックアウト、そして、初期化。なんと、バックアップもとっておらず…。自業自得。

一番ショックなのは、写真がなくなったこと。
でも、この経験は、自分にとって大切なことを考えるきっかけになりました。

失ってわかるありがたさ

健康、平穏な暮らし…、失ってあらためてその大切さがわかります。

スマホの写真なので一晩ガッカリ程度でしたが、自分が大事にしているものを失ってみて、東日本大震災で写真まだしも家族を失った人たちの気持ちなど、なかなか寝付けなかったので失うことについて考えたりしていました。

最近、手放して整えることをしていこうと考えていたところでしたが、このタイミングで、この程度のものを失う機会を得て、あらためて、いまあるものに感謝だなって思いました。


大切なのは、家族との時間

入学式の写真など1年分位の写真がなくなって、
思い出がなくなってしまったような気になって悲しくなりました。
そうしたら、夫が、夫が撮った私が写っている写真を見せてくれました。

今回のことがあって、私が大切にしているものがわかりました。

私が大切なのは、家族との写真=家族との思い出=家族との時間です。

でも、家族との思い出は、たとえ私が持っている写真がなくなったとしても、みんなで共有できている、思い出は私だけでなく家族の心の中にもある、そして、楽しかったことは一緒に話すことで思い出せる、楽しかった思い出や経験はいつまでもあり続けるって思いました。


5感で体験した記憶は鮮明

記憶を写真に頼りすぎていなかっただろうか…、
私は意識が過去に向かいすぎなのだろうか…、
そんなことも感じました。

また、写真を見ながら、暑い、きつい、おいしいなど、感覚優先だったときの記憶は、写真を見るとそのときの体感覚までありありと思い出すな、とあらためて感じました。

画像のように見た経験だけよりも、身体を動かしたり、心が動いたり、よりたくさんの感覚や感情を使ったときの出来事のほうが記憶は定着するし、そんな経験をこれからもしていきたいなと思いました。思い出を共有できる家族や誰かと一緒に。

期間限定の効能

エチオピアに暮らしていたときの写真、海外旅行に行ったときの写真は、特別に大事にしている気がします。子どもが小さかった頃の写真も。
日本で暮らす今の時間も同じ時間なのに。

それは、エチオピアでの暮らしは、3年で離れることが前提で期間限定だったから。そこで暮らすこと、そこで会う人や体験はもう人生で出会わないだろうという気持ちだったから、目に焼き付けようとしていたし、撮った写真は大事にしています。

旅行に行くとアクティブに動きまわる人も多いかと思いますが、そんな感じ。

そして、アフリカでの暮らしは、日々わからないことやトラブルが発生して、毎日同じルーティーンではないので、感覚が研ぎ澄まされて(感覚や感情がたくさん動いて)、この期間の記憶は心に鮮明に残っています。

でも、人生だって期間限定。大切な時間。
同じところに暮らしてまんねりになってしまうんだったら、環境を変えるのがいいんだろうねって夫と話しました。

ベースは日本がいいけれど、やっぱり海外で暮らしたい。そんな願いが心に浮かびました。
期間限定の海外暮らしが、私たち夫婦にとっては幸福度をあげるものなのだと思います。

住む場所が変えられない場合は、旅行に行ったり、毎月何か初めてのことにチャレンジすることも続けていきたいと思います。


iPhoneについては、今度はちゃんとバックアップを設定しました。
家族の写真も、夫と私など、それぞれ撮った家族写真を共有して整理したいなと思っています。




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