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4年ぶりに日本に帰ってきて感じたこと

私はコロナの期間中ずっと中国にいて、先月4年ぶりに日本に帰ってきました。私の故郷の風景はほとんど変わっていなかったのですが、日本人の生活や考え方にはいくつか変化が見られたので、今回はそのことについて書きたいと思います。

1. 物価が高くなった

私は2002年から中国と日本を行ったり来たりの生活を送っていますが、中国の物価はこの約20年の間に驚くほど上昇したのに対し、日本の物価はコロナの前まではほぼ横ばいで、今後もきっと上がらないだろうなあと勝手に思い込んでいました。ところが、今回日本に帰ってきて、生活に必要なモノやサービスの値段が少し上がっていたので、いささか驚いています。中国は反対に、最近物価上昇率が鈍化してきています。中国と日本の立場が逆になったということでしょうか。

現在の日本の状況は、人々の給料はほとんど変わらず物価だけが緩やかに上がってきているので、生活が苦しくなってきたと感じている人が多いようです。でも、世界の状況はもっと深刻で、イギリス人の生徒さんの話によると、日本の物価は上がっていない、かなり安いと言っていました。今は円安なので、多くの外国人にとって日本の物価は安く感じるのかもしれません。

2. キャッシュレスの普及率が大幅に進んだ

日本はここ数年でかなりキャッシュレスが進みましたよね。今回日本に帰ってきて、〇〇ペイというスマホの決済方法が至る所で取り入れられていることに驚きました。

私が4年前に帰国した時はほとんどの人が現金しか使っていなかったように思います。「中国の都市部はもう現金を使う人はいない」ということを日本の家族に話したら、かなり驚いていたのが印象的です。

ところが、最近の日本の状況はどうでしょうか。もちろん、中国に比べたら、まだ多くの人が現金を使っていますが、キャッシュレスを好む人も一段と増えましたよね。

しかも、今回私が気づいた興味深い現象は、最近日本は中国よりも決済方法の種類が増えすぎてしまっているということです。中国では、ほぼ100パーセントの人がAlipayかWechat pay、またはこの両方を使っています。他の選択肢を考慮に入れる人はまずいないので、迷うことはありません。

日本では電子マネーやスマホ決済などの支払い方法が多すぎて、どの方法を使ったら良いのかが分からず、頭が混乱しやすいです。店員さんも覚えることが多すぎて、大変だろうなと思ってしまいます。

3. スマホ決済で今後の楽しみが増える

さきほどは少しネガティブなことを書いてしまいましたが、キャッシュレスによるスマホ決済はやはりメリットのほうが大きいと思います。支払う時は小銭を用意しなくてもいいので、お金の管理が楽ですよね。その他にも、ポイントが貯まりやすく、お得に買い物ができたり、サービスを受けられたりします。今後は日本も中国のように人々が現金を持たなくなる時代が来るのかもしれません。




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