『中国で家を買う』をYoutubeで。
ナレーションを担当した石田周さんのドキュメンタリー映画『中国で家を買う』がYoutubeにupされたそうです。未見の方も既にご覧いただいた方も、是非。
これだけ長尺のナレーションを担当するのは初めてで、かつ連絡手段は日本と中国との間でメールとデータのやり取りのみ。どうなるか想像もつかないほどの大きなチャレンジでした。
わたしにとっては、当時の必死な試行錯誤の記録でもあります。その場でのディレクションが無い中でのお仕事でしたので、毎日脳みそを焦がしながらの収録でした。
当事者視点、しかも男性の語りを女性であるわたしがどのように読むか、映像の中で起きている出来事の衝撃を伝えるためにどうしたらいいか、終始悩みながら取り組んだことを覚えている ……というか、その記憶はまだ生々しいほど簡単に蘇ってきます。
最終的には、映像と言葉の持つインパクトが打ち消されないように抑えた読みで臨みました。もっと時間をかけて収録したいと思いながらも、勇気を出して音声データを送信。あとは石田さんのOKを信じて委ねるのみです。完成して時を経た今でも、まだドキドキします。いや、冗談でなく。本当に。
音声データは、作品全体の何周分かをお送りしました。あとから石田さんから伺って意外だったのは、着手してから初期の頃のテイクが多く採用されたというお話です。
何回も読んでいれば当然文章にも慣れてくるので、読みにもそれが現れてスムーズになってくるものですが、それでもなお初期のテイクを多く使って頂いた。その意味の重要さは、今もしっかり心に刻まれています。
声をかけて頂いた石田さんには感謝してもしきれないほどです。本当にありがとうございます。
というわけで皆さま、再生回数をバンバン上げてくださいませ! ヾノ。ÒㅅÓ)ノシ バンバン☆