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それでも私が公立学校でのICT実践をしたい理由

この季節になると、学校には様々な附属学校の公開研究会の案内が届く。
私はこの手の公開研究会に参加するのが大好きだ。
管理職の許可が得られれば、率先して出かけている。
そして、いつも、出かけて行って思うのだ。

いいなあ

と。

今年はやけにICT関係の研究会の告知を目にする。
これまではICTから離れていたので、スコトーマとして見えていても気がつかなかっただけかもしれない。
それもあるだろうが、プログラミング教育必修化の影響で、イベント自体が増えたのも一つの原因だろう。

方々の先進的な学校で、最新の機器を使った実践を見ると、羨ましくて身悶えする。
私は、嫉妬の塊だ。
優れた実践を見るたびに、そこに立てなかったことに対して悔しさが湧いてくる。
それを妻に吐露して、ウザがられている。

立てなかったんじゃない。
立たなかったんだ。
立つチャンスは私にも公平に与えられていた。
ただ、最初に職を選ぶときに、その選択をしなかった。
途中で、職場を変えるという選択もしなかった。
だから、私の嫉妬は本当に自分勝手で的外れ。
それはわかっているんだけど、表舞台に立ちたかったという思いは、どうしても消えない。

こんな利己心の塊の私だが、公立学校の小学校に拘るのには理由がある。
公立の義務教育学校は、貧富の差に関係なく、等しく教育を受けられる場だからだ。
私は、普通の学校で、普通の児童生徒にICTを活用したいのだ。
一部の、恵まれた人だけが、面白いことに触れられるのって、私の性格では我慢できないのよ。

だから、貧弱なICT環境の中で、何か面白いことができないかを、ずっと探し続けている。
加速学習と思考ツールとICTを、うまく噛み合わせることができれば、すんげえ面白い授業ができると確信している。
それを、形にして世に出すこと。

残りの教員人生のミッションだ。

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