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私のICT実践が文具的活用にならない理由

ICTは教具としてだけじゃなく,文具として活用したいと,昔から思っている。
ICTが文具になれば,もっと学校が楽しくなるし,学びを苦行と感じる人が減ると思う。

でも,私のICT実践は教具的活用が中心で,文具的活用は極少数にとどまっている。
その理由は,ハッキリしている。
文具として活用できるほどのICT端末の数をそろえられないからだ。

公立学校でも,先進的な学校や地域では,1人1端末を実現しているところが増えている。
しかし,私の地域では,まだまだである。

パソコンは,利用が重ならない限り,一人1台使える状態にある。
でも,デスクトップパソコンなので,日常的な活用は難しい。
文具として使うならタブレットかスマホ,最低でもノートパソコンが必要だ。
そのノートもバッテリーで長時間稼働するものでなければ,文具にはならない。

私は,プライベートで講座受講をするとき,話を聞いていて分からないことや興味をもったことがあれば,その場ですぐにスマホで検索している。
知りたいときに調べるのが,最も効率的に学べるのに。

個人的には,学校でもBYOD(従業員が個人保有の携帯用機器を職場に持ち込み、それを業務に使用することを示す。日本語では、私的デバイスの活用。)が進めばいいと思っている。
でも,難しいだろうな。

子どもたちに十分な数の端末が行き渡る頃には,私は定年退職を迎えていることだろう。
そんなの待てないから,教具的活用でも良いから,私はICTを教育で活用する。

ようは,私がICT大好きで,使いたいだけ。エゴなのである。
エゴでも良いじゃん。
それで良い仕事ができるんだから。

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