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81歳の母、運転やめるってさ

81歳の母は自分の車を所有している。
休みの日は自宅でテレビの番人だった亡き父とは対照的に、日々の買い物やボランディア活動へと、自分の運転であちこち出掛けてきた。

その母の口から突然、「そろそろ運転をやめようかな」宣言が出た。

今の車は3月に車検を迎える。
10万円ほどの車検代と任意保険料を払った上でまだ車に乗り続けるか、考えたようだ。
これからは自分で運転する用事もあまりないだろうからね、と言う。

その言葉を聞いた瞬間、私は心の中でガッツポーズを取った。

母上様、よくぞ言ってくれた!!

世間では、高齢になった親が運転免許証の返納に消極的で困っている家族が多いというのに
自分の頭で考えて、運転をやめる判断をしてくれるなんてメチャクチャ嬉しいよ!
本当にありがとう!!!!

免許証の返納については、母親にいつ、どうやって話を切り出そうかと妹、弟と相談していたところだった。

というのも、昨年の夏を過ぎた頃から物忘れの頻度が加速しているから。

最初は、昔から特に仲がよかった友人二人が一昨年、昨年と続けて亡くなり、気分が落ち込んでいるのだろう。
時間が経って精神的に落ち着いたら回復するかな。
と期待していたのだが、今に至ってもほとんど改善が見られないのだ。

さいわい、体験したこと自体を忘れたり、忘れたことが分からない、とまでは行っておらず、ヒントを与えれば思い出せるので「老化による物忘れ」の範囲にギリギリ入ってはいる。

しかし、遅かれ早かれ地域包括支援センターに相談したり、病院を受診しなくてはならないだろうと覚悟している。

さて、免許証返納後だが、ラッキーなことに
実家周辺には半径数百m以内にコンビニ2件、ドラッグストア1件、内科、眼科、耳鼻科、歯科、散歩に最適な公園がある。
1km先には総合病院もある。

それに、なんと言っても母は「おうちコープ」の宅配サービスを利用しているから、車がなくても最低限の生活には困らないだろう。

車での送迎が必要な場合は、子どもたちで分担して対応することになる。
たまには外へ連れ出して気分転換させてあげよう。

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めい@アラカン女子
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