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恵林寺パーパスツアー

自分の心の声に耳を傾ける

日程:2022年10月1日(土)・10月2日(日)の2日間
主催:一般社団法人プロティアン・キャリア協会
場所:山梨県甲州市恵林寺

スケジュール

10月1日(土)13:30オリエンテーション
         ・恵林寺 拝観
       ・古川老大師法話
                         ・写経
                         ・坐禅
                         ・はやぶさ温泉(片道徒歩10分)
                         ・夕飯
       ・懇親会
                   恵林寺泊
10月2日(日)5:30 お経
                        ・朝食(おかゆ)
        ・掃除
                        ・お茶教室
                        ・古川老大師と対話
                        ・お昼ご飯
                        ・ぶどう狩り改めぶどう買い

参加目的

ひたすら自分に向き合いたいと思ったため。
お寺に宿泊という経験がないこと、恵林寺へ行けることは、私にとってプレミアであることもあり、必ず参加するつもりで応募ボタンを押した笑。(一番だったかな)

写経・座禅体験

写経体験

写経は以前何年もノートに書き綴っていたが、改めて「墨」で「字を書く」事、そして分からない漢字は特に集中して書く事、頭の中が空っぽになり自分のリズムで、時折、お寺のお庭から聞こえてくる滝の音や風の音が心地よく、書き終わった後の身体はとても爽快であった。

恵林寺のお庭

お堂での座禅の後、お寺の廊下(お庭に向かって)での座禅体験をさせて頂いた。自然の中に身を置いて、自然と一体となっている感覚さえあり、自分という人間がいまここに集まった仲間と一緒にいるという独りなのだけれども、繋がりをも感じとても心が暖かくなる時間を過ごした。

朝食(お粥)

朝食

お粥の食事の作法を学ぶ。周囲への配慮を忘れない事、はしの持ち方やお椀を口元に持っていく作法、そして最後にたくわんを残す意味!とっても深い意味があった。(たくわんが食器を洗浄する役割があり最後にそれを食べる。洗い物がいらない!)

古川老大師と対話

沢山の経験・体験をさせて頂いたが、やはり古川老大師と対話は一番響いた。
お言葉一つひとつが、聞いた瞬間は「ん?」と反応する自分が居たが、それが日が経つにつれて「こういう意味なのだろうか」「わたしはこう考える」などと次から次への自分の思考が湧いてくる状態。言葉が自分の中で「涵養」されている。
■写経や座禅・お経などで自分をデトックスし、何を吸収するのか。
(水を搾られたスポンジのイメージ!)
■長所は折る!それが個性の毒になる。長所は無意識に働いているから意識をしないでいい。
(ピノキオの鼻!)
■正しいことの座はどこにあるか。正解はない。その状況で判断をすることは責任を取ること。正しいことに取り憑かれるアルゴリズム。正しいと思って固まると苦しくなってくる。柔らかい部分を作っておく、従来のものを捨て常識は作っていけばいい。
(正義を発言するときこそ人を傷つけないようにしないと!)
■インターネットで検索できるだけの人は不要となっていく。
(すぐにインターネット検索結果を教えてくれる人が身近にいる笑)
■人は「意味」がわかること。この意味を常に意識していく事である。その意味・価値を言葉で説明することである。
それには「感性を磨くこと」、尊い、美しい、有難い。
(季節を味わう・歴史を学び昔の人に思いを馳せる・自然を見て美しいと思う・周囲への感謝を抱く・目の前にいる人が尊いと思う、そんなことを最近感じている)
■意味づけを見越して過ごし、自分の人生における意味づけの場は?を問い続ける。
(自分にとって苦手なことや苦境と思うことが来たら、これって自分にとってどんな意味があるのだろうか、と問い続けている)

体験して

恵林寺の赤門

ツアー参加のその後、通常通りの仕事に。
しかしながら、目の前に起こる様々な出来事や即決しなければいけない事がある中で、「正しさ」は「自分にとって」ではなく「関係する人々」がどうなるのかという考えを巡らせ決断するようになっている。「良い」か「良くない」か、それは誰にとってそうなのか。自分は、今、どう考えるのか、それは何故そう考えるのか。時間はかかるができるだけこの体験を思い出しながら、目の前に起こる出来事への意味付けをしていきたい。毎日同じではなく新しいことがやってくる。
日々修行であり学びである。

生きとし生けるもの全てに感謝。

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