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赤澤えるさんと辻愛沙子さんのラジオの話③

"お二人の世界観はどうやってつくられているのか。"

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◇えるさん
実話ベースでないと、物事を書いたり、表現したりできない。
フィクションでものをつくれない。
フィクションではなく、リアルというところからつくっている。
生きてきたそのままが商品になって、発信になっている。
旅をしたり、いろいろ経験したり、ということがそのまま世界観につながっている。
いろんな人に会ったり、いろんな興味を持ったところに行ってみたり。

◇辻さん
実体験よりもう少し広い原体験みたいなところはある気がする。
絶妙な言葉にできない「冬の朝の匂い」とか、
その人それぞれが持っている色とか。
そういう絶妙な自分の中で美しいと思う感覚が、
日常のいろんなところで積み重なっている。
映画もそのひとるかもしれない。
歩いているときの「木漏れ日」みたいな、
日常のいろんなシーンの自分の好きなシーンを自分の脳の中でキャプチャしている。
絵や言葉、人の表情など。
ポジティブな部分はそういう風につくられている。

その他の部分は、「なんで」っていう疑問が永遠に積み重なっている。
「不均衡」がそのままになっていることが嫌い。
自分の原体験にないもの。
例えば、自分が受けたDVでなくても、そういうことがあると思ったら、
たぶん自分のこととしてアクションすると思う。
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人それぞれの世界観はあるけれど、
はっきり"これ"と語れるお二人はやっぱりすごい。
私はものすごくぼやっとしている。

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