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ハウステンボス

昔むかし
母とハウステンボスが
気に入って
週末になると
日帰りでよく行った。

初期の頃だったので
ゲートをくぐると
ヨーロッパの街並みがあり
異国情緒溢れる
夢の場所だった。
時期的に
可愛いチューリップが
これでもか…..とばかりに
咲きほこり愛らしい。

大村湾は海が穏やかで
ベンチに座って
母とぼぉーっとする。
暖かい陽射しがつい
眠りを誘う….静寂な
優美でハートフルな場所。

やがて
母とそぞろ歩きを
始め
オランダの宮殿を
模したお城に入った….
パレスハウステンボスだ。

中には
人類が始まって以来の
戦いの歴史か描かれて
いた….

現代アーティスト
ロブ・スフォルト氏と
40人のスタッフで
4年の歳月を 
経て完成されたとか。 

その日
丁度
ロブ・スフォルト氏が
車椅子を綺麗な女性に
押されながら
入って来られた。

氏はオランダに一時帰国
した際に
車に仕掛けられた
爆弾テロにより両足を
失い..車椅子にのりながら
壁画制作し続けて
遂に完成させたとか。

私は完成作を未だに
みてないが
あの日
偶然見かけた
スフォルト氏の厳しく
精悍な顔つきと夫人の
穏やかな美しい笑顔を
思いだす。

あれから
我が家にも
ハウステンボスにも
様々な事があり
紆余曲折を経て
今があるが
数年前に訪れた
ハウステンボスは
私の中にある映像とは
ずいぶん乖離していて
とても残念だった。

スフォルト氏の完成作品を
みる事もない気ぜわしい
日帰りバスツアーだったが
何故かサーカスをみた?

しかし
夢の国は私の中に
永遠に素敵な場所の
ままで居続けている。

スフォルト氏の完成作品を

みにいきたいって…..
まだまだ
やりたい事がある
    幸せだなぁ!!

   ラブ&ピース

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