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バス停留所

今朝は
いつもより蝉が静か。
短い命をかきたてる様に
うるさく鳴いて
否が応でも夏の暑さを
煽られていたが
不思議なものでいないと
さみしい…..
相変わらずの日差しを
受けて街中に出てきた。

友だちとランチして
お喋りに花を咲かせ
互いに笑える話を
持ち寄って笑いあう…..
楽しくてあっという間に
別れて
メンテナンスに向かう。

彼女の暖かい思いの
こもったケーキを
貰って嬉しく有難い。

メンテナンスを受けて
いたら
突然
不穏な音が鳴り響く….
間もなく
診察台の上にいる私も
ゆらゆら揺れる。
瞬間に震度3だろう? 
と思った….しばらく 
不気味な揺れが続いて
やな感じ…..
帰宅してテレビつけたら
南海トラフ巨大地震に
警戒って….なんか
  どういう事かいな。
不安で不穏な世界?

とりあえず
実家(高知県)の弟に電話
したら
家族が住む広島にいた。
少し安心したが
"南海トラフがくる"は
随分昔から云われており
母の実家の辺り一帯は
海抜0メートルの下町で

地価は大暴落している。
稼業は風呂屋だった。
引き継いだ叔父(母の兄)

バブル前にビルに建て直し
風呂屋の両脇に花屋・魚屋 
2階には学習塾。
3階4階5階は住居。
3世帯が住んでいた。

昔は風呂を沸かすには
おがくずや木切れを
燃料にしていたが
重油のボイラーで沸かす
ようになり男手も要らず。
住み込みで働いていた
夫婦も居なくなっていた。
空いた土地に
瀟洒な喫茶店を建て
賃貸にしていた。
そんなこんなで母の実家もバブルになり
いっときは賑やかに
繁盛していたが
"南海トラフ地震がくる"
と盛んに云われてから
借家人も退去して…
昨年近くを通ったら
辺り一帯が
ゴーストタウンのように
なっていた。
"狼少年"のエピソードを
想起させて嫌な気分になる。
従妹夫婦も亡くなり
風呂屋は廃業したようだ。
係累の少ない家で
1人の従妹は東京住まいで
何十年も会ってない。
暑い夏
能登地震の復興も
出来ずにいる政府には
何も期待出来ない今
震災が発生しないように
 ただただ願っている。

  ラブ&ピース





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