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ふるさとの話

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随分 長く生きてきた。 思い出を徒然なる ままに書きました。 読んで頂けると 幸いです。
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2022年2月の記事一覧

女子校の日々

女子校の日々

朝6時には起きて
重い手提げカバンを
持ち列車に乗る。

当時は時間帯により
何と蒸気機関車が
普通に走っていた。

高知駅に着くと
高知城近くの
女子の園に
子どもの足で
20分位でつく。

各クラスは
担任の姓がついた
〇〇ホームと呼ばれる。
中1の担任は
ナイスミドルの
音楽教師だった。

ハンサム好みの私は
とても嬉しかった。

この学校は
県下のあちこちから
生徒が来ていたので
昼休みが

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恩師

恩師

小さい私は我が儘だった。4歳の頃和鋏で右目をつく事故を起こした。1年余り入院してますます我が儘になった。
一人で学校に行かない。体育は見学。
みかねた先生が
電車ごっこするから車掌さんしないといった。
初めて運動場に行くと土はひんやり冷たく気持ちいい。
楽しかった。
夏休みが終わると戦後初めて知能テストがあった。
両親に
甘やかすだけでは駄目ですね。折角の能力を伸ばしていきましょう。と
先生に導か

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今が楽しい

今が楽しい

私は
今年7〇歳になる。

今や年齢など
どうでもいい感じ。
どんな事にも
興味津々しかも
納得するまで
あきらめない。

母から
いつも云われる。
"あなたはあきらめが
悪くて突っ走るから 
自分で大変な事を
呼び込むよね"
うん?
あなたからは云われ
たくない。
と思う位に
似てる部分があるのだ。
無論違いも多々あるが

母は表面上は
大人しくて
エレガントな人だ。
しかし
なかなか芯のある人

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