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今が楽しい

私は
今年7〇歳になる。

今や年齢など
どうでもいい感じ。
どんな事にも
興味津々しかも
納得するまで
あきらめない。

母から
いつも云われる。
"あなたはあきらめが
悪くて突っ走るから 
自分で大変な事を
呼び込むよね"
うん?
あなたからは云われ
たくない。
と思う位に
似てる部分があるのだ。
無論違いも多々あるが

母は表面上は
大人しくて
エレガントな人だ。
しかし
なかなか芯のある人だ。
辛い事や悲しい事が
あっても
ケ・セラセラと
歌う人だ。
で・ユニークな感性の人だ。
その上
超潔癖症だ。
小さい私たち姉弟は
出先から
戻ると玄関で
パンツ1つになる。
手足を洗いうがいして
中に入る
中で着る服になる。
おやつや宿題をして
外に遊びに出ると
又違う服を着る。

全く
既製服のない時代に
手先が器用とはいえ
なん着服があったのだろうか?

"七面鳥のふみえちゃん"
と近所のおばさん達に
云われる私の屈辱を
知っていただろうか?

大学に入り
寮の皆が外から戻ると
その服のまま
ベッドに横たわる。

この人たちは
病気になるよね?と
私は密かに案じて
いたが誰も
そんな事で病気には
ならなかった。
最初の
カルチャーショックだった。
母は
購入した商品を
必ず一旦洗う。
冷蔵庫に買った物を
直ぐに入れない。
母のルールは
様々あってかなり
面倒だった。
最近
弟と話す。
"今の時代の最先端だったかも知れない?"
アハハ

手洗いうがいに
持ちかえった物の消毒。今は皆の日常に
なった。
今思う。
あんな田舎で
人の出入りも多く
何の権限も与えられて
無かった若嫁の母が
一途に子どもたちを
健やかに育てたい。と
願った結果だった
のだろう。
あの時代
子どもの損耗率も高かったし。
そんな母は 

今高齢でも
人として尊厳を
持って存命している。
今が楽しいの
基本は
父のわが身をはいで でも人を大切にする
真っ直ぐな気性

母のしなやかな根気強さの恩恵が
あるのだと思う。
感謝の気持ちで
いっぱいになる。
伝えきれない位の
ありがとう~ありがとうだ。








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