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アルバム「tiotosi」のご紹介

2020年に作った楽曲群を、地方都市が思い浮かぶ「リスニングテクノ」というコンセプトでまとめました。2枚目のアルバムです。

1:mlgozka
UVI falconのwavetableシンセで、パッド音を奏でたと記憶しています。少しジャリジャリしたシンセ音が好きです。PCMシンセ(KORG03RW)の音もうっすら入れています。

2:fdoike
変拍子で作ったら、曲の構造が分かりにくくなりました。自分の中のオウテカ感が出ているような気がしますが、都会的ではないです。

3:mocrno
重厚なシンセで和音を奏でて、濁らせたものを元にしています。シンセのリリースにオートメーションをかけたり、フィルターを開閉させたり、気がつくとやっています。

4:flmotdnti
リズムとメロディーがちょっと寄り添ってます。リズムは、波形を切り貼りして作ったように記憶しています。すると、こういう、とらえどころのない感じになります。

5:snach80
Drumazonを使って作ったオールドライクな四つ打ちリズムに、ペナペナのピアノをのせました。MIX時、ローの処理が大変なわりに成果が出ないということになりました。

6:frutsend
果物屋をイメージした曲です。最初にクラップ(というか、拍手)を置いてから、音を重ねていきました。サイン波は、AKAIのサンプラーS01のテストトーンに魅了されてから、大好きな音です。

7:ilumgnko
FMシンセのキラキラした音から組み立てました。コキッとしたシンセ音が好きで、それがFMシンセと分かり(トロ・イ・モアのインタビューで確認しました)、UVIのFM suiteを買いました。以来、コキッとしたシンセ音を多用しています。

8:hohkohn
パッドに極端なサイドチェインをかけてみようと、作った曲です。EDM的ではなく、音のたちあがりに風が吹くような効果が出るのが楽しくて、たまにサイドチェインやります。常用しているMaterial compにサイドチェインが搭載されたのは、うれしかったです。

9:hokbgawa
この曲は、リズムが独特です。どうしてこうなったのか、思い出せません。ギターはサンプルを刻んで、はめました。ギターの音は生々しくて、存在感が強いので、あまり使わないようにしています。使っていますが。

10:fnykoen
マレットの音が心地よいです。ベースを最後に入れたのですが、ベースは、曲作りの序盤か中盤ぐらいで入れないと、しっくりこない気がします。音階の形を持ったリズム楽器なので、パズルのピースとして、一番はめにくく、苦戦しています。

11:h1goura
reface CSのディレイやフィルターを手でいじりながら、メインで鳴らしました。野暮ったいですが、地方都市の手描き看板みたいな感じが好きで、アルバムに入れました。

総評
自分としては、音階が目立つ曲を多く作った年でした。そのため、地方都市の具体的な場所が思い浮かぶような楽曲群を選んで、まとめました。もっと洗練した方が良い気がしますが、2020年は、こういう感じでした。ジャケットを勢いで作ったので、もう半年経ちましたが、2021年は、匿名性の高いジャケットを先に作りたいです。曲調は、本能に任せます。

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