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Dreams Come True

はじめて買ったCD。
学校帰りのレンタルレコード屋さんで見つけた
Dreams Come Trueのファーストアルバム「Dreams Come True」

はじめて見るグループ。
なんだろ?と手に取った。
Dreams Come True

なんか楽しそうでいいかも、聞いてみよう。
家に帰って聞いてみた。楽しいけど悲しい。切ない。でも暗くはない。
1曲1曲が全部そんな感じだった。
特にこれ私やん!と何度も繰り返しきいた「エメラルドの弱み」

当時、大失恋の直後だった。たぶん。たしか。
クラブの中で「誰か気になる人いる?」って先輩に聞かれた私は、
2人の顔が浮かんだ。2つ上の先輩と同級生の2人。
どっちを言おうかな~と考えてると、
友達のAちゃんが「○○くんです。」ときっぱりはっきり答えた。
2人のうちの1人。同級生の方だった。
じゃあ・・・私は、先輩の方で。
「私は△△先輩かなぁ・・・」

それからAちゃんは○○くんが好きと女子の間での公認となり、
みんなで応援しようねというムードに。
私はぼやぼやしている間にいつのまにやらその時いなかった同級生の女の子S子が先に先輩にアタックしていて何も知らされないままS子が先輩の彼女になっていた。

同級生の彼とは電話でよく話すようになりどんどん好きな気持ちが強くなっていった。でもはじめから彼のこときっぱり「好き」と言ってたのはAちゃんだし。でもやっぱり彼のことが好きになってしまう。たぶん周りにも気づかれる程に。

どうしよう?どうしたら?悩んでいるうちに元憧れの先輩が同級生の彼にAちゃんがお前のこと好きらしいと伝えたようで彼も満更でもなかったようでどうも彼とAちゃんがうまくいきそうだという話が伝わってきた。

そして極めつけAちゃんから「彼とつきあうことになった。」と学校帰りの喫茶店で打ち明けられた。「へー。よかったねー。」相当顔をひきつらせながら答えた。絶対さとられてるし。絶対不自然だったし。

一体このバカみたいなギャグみたいな展開は何なんだろう?

そんな頃、たまたまレンタルレコード屋さんで見つけた
「Dreams Come True」
Dreams Come Trueのファーストアルバム。レンタルしてカセットテープに録音して何度も聞いた。

「エメラルドの弱み」
そんな私もずっと彼を好きなのに 
のろのろしてたらそれだけ言い出せなくなる

まるで私みたい。馬鹿みたい。でも仕方ない。
私は私だ。次の曲がよかった。

「それでも恋は永遠」
それでも繰り返すの
恋はいつも永遠に

続けて聞いているうちに笑えてきた。

そうだ。CDを買おう。

 


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