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photo+words「思考」

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言葉と写真の、たいせつな残骸
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いらない になる
いつかは。
いらないすきを
すきなわたしを
いると呼ぶなら
此処にあるまま
変わらず居るよ

私が撮るもの、綴るものには
きっと見えない私がいるって
思っているから、聴くように
しずかに紡いでいく
隠して見せない様にしている
愛しさやかなしみも
私が残しておく為に
私がいなくなったら
無くなってしまう物
私がここに居る間に
大事に、無くさないように。

◼️◼️◼️

◼️◼️◼️

なんでもない暗闇の中に
一番暗い暗闇を探して
好きだ、って切り取るの

誰にも見えないでいて欲しい
手繰り寄せたいから
なんの力も持たないこの手で

出来はしないこと?
どうでも良くて
もう此処にはないもの?
それでも良くて

どんなに絡まっていても
綺麗で無かったとしても

私の見るものは
真っ直ぐなものだって
知ってるから

どんなかたちでもいい
消えてなくなったとしても
私の中にはいる

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ふたつ

ふたつ

間違えてないかな
おかしいのかな
私と乖離してないかな
私はどちらなのかな?

大丈夫、

本当は見られていないんだよ
消費されていくんだ
私の殻だけが見られては
瞬きの間に消えていくんだ

この記憶たちは
わたしだけにかもしれない

でも、もしかしたら
一緒にいたことを
忘れられないでいてくれる人が
居るかもしれない

私の殻と私
私たちは、対話する

誰にも知られたいわけではない

飽和し

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****

****

何が好きなの

隠されるものが多すぎる
何もかも恥ずかしくない生の流れを
痛みを、宿すことを
なぜ知られてはいけない?
なぜ安易に触れる?
何も蔑まれることはない
何も屈することもない
人と人、ただそれだけ
好きか嫌いかでいい
強みにしてもいい、武器にして
自分自身が自分を認めて、大事にして
弱くない、劣っていない
おかしな感覚から抜け出して

まっすぐな君を見せて

photo+言葉 翠

全てに手離されたい傲慢と
たったひとつ離したくない脆弱さと

君の住む町

君の住む町

君の住む町を歩く
知っているようで、来たことのない場所
細い道を選んで進む、
知らない場所をもっと知りたくなって

踏み込むみたいでしょ
好きなものがたくさんあって
愛おしくなった、
わたしには似合わない台詞
切り取る風景に散りばめていく

知らないふりをしていないと
溢れ出してしまうから
感情を時間にして 時間を記録にして
閉じ込めてあらわしていく
分からないように、

君の住む町は
素敵な場所

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弾く

弾く



弾く

君の上をすべり落ちる

混ざらないで

なぞる先に沈む?浮かぶ?

夢のような現を甘やかす

だれのものでもあり
だれのものでもない

存在するだけのものに

人はなれないの?

と問う

繋がる水滴の跡が

私の上にも通り過ぎて、

溜まって

溺れさせていく

私も君にそうしたの?

photo:iPhone

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心の刺し傷みたいなものがみえて
きらきらして、
鮮やかで綺麗だから
時々痕をなぞる

私はそこから
真っ直ぐなわたしを
溢れ出させて、
言葉を 残す過去をつくる

なんでもない
何処にでもいる
みえない私を

何故だろう?

昔から
繰り返し
ありがちな
私の為という口実

解らなくても
私を掬えなくても
誰も変える事ができなくても
投げつづける

いつか、
沈むように言葉が消えていく日が

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???

???

そう、蓄えて
蓄えてきた感情を
表現にしてきたなら
何故なくならないんだろう

なくなった気がしても
表そうとするのだろう

人と撮るということ

表そうとしている人の感情を
いただくこと
その感情も汲みとって
現したいと思うこと

奥深くの、すくえなかった
何もかもから
わたしの器で すこしでも
すくいあげられるなら

なくならない
名を呼んでくれるあなたがいる限り

そしていただいた感情から

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