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日記/雨宿り 自室にて

2024.2.5

朝から雨。洗濯物を畳んで、お茶を淹れて、昨日持ち帰らせてもらったパンで朝食をとる。目玉焼きが上手に焼けた。美味しいオリーブオイルをたらりとかけて、黒胡椒を振る。お茶は文山包種という台湾茶。烏龍茶だけど発酵が軽く、緑茶のような飲みやすさ。そして甘い。すっきりとしていて朝に飲みたくなるお茶。何煎も楽しめるところは、中国茶台湾茶ならではの魅力で、今日のような1日家で過ごす日にはぴったりだと思う。

母がお裾分けしてくれた関西だししょうゆのポテチと、前の職場の人にいただいたチョコレートを器に盛って、それをつまみながら『凪のお暇』を久しぶりに読み返した。ドラマも好きだったな。一つのシーンに対して感じることや刺さるセリフが、前回読んだ時とかなり変わっていることに驚いた。本や映画を見返すときには、よくあることだけれど。この作品を初めて読んだのは、ほんのついこの間な気がしていたから。それでも4年ほど経ったのか。

以前は、なんというか作中の「工夫一つで暮らしは豊かになる」という部分を自分の中で大きく切り取って受け止めており、日常を工夫しながら楽しんでいる登場人物らやそのシーンに憧れを抱いた。今回読んだ時も、変わらずそういった場面に胸が温かくなったけれど、刺さるのはもっと内側の部分で。簡単に分かる〜って思えないし、凪(主人公)ってかなり図太いよねとか、自分を棚に上げて思ったりした。新刊が楽しみです。

夕方に寝落ちしてしまい、21時頃目が覚める。彼がトマトパスタを作ってくれた。美味しい。分厚く切られた茄子は噛んだ瞬間じゅわわ〜と旨みが溢れて、シンプルな材料でこんなに美味しくなるのかと感動した。ご馳走様でした。

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