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私の朝昼晩ご飯と常連さん 6

行って来ました、、、あの恐怖の歯医者に、朝からなんとなく悠つな気分で
目が覚めて、まだ歯を治療した訳でもないのに、食欲不振、、朝ごはんは
大きな器にお味噌汁をたっぷりついで、治療して痛い訳でもないのに少しずつ
すすった。
しかし、いつもの事ながら夫の作るお味噌汁は美味しい。この何年かで手作り
味噌も腕を上げてきた!もしこの先、夫が先に死んでしまったらもうこの美味しい味噌汁にはありつけないのだと思うと寂しくなってしまう、、がそんな事を考えてもしょうがないのだ!とりあえずは今目の前にある美味しい味噌汁に
感謝で今を楽しまねば!


本日の仕事は10時からカットのお客さんだ、この人はもう25年私の美容室に
3週間に1度は通って来ているチョー常連だもう80歳に手が届こうとしている
年齢なのだが、パワフルで話を聞いていると私なんか吹き飛ばされそうだ!
娘が3人いるがそれぞれ皆んなと仲が悪い、末の娘とは時々話はできるそうだが、上2人はもう何年も会っていないし口も聞いていないそうだ!しかし彼女はそんな事は悩みの1つにも掲げていない様子だ。これまで2回の離婚を経験し現在は、
本人いわく恋人と称する5歳程歳下の彼!と言うかお爺さんと一緒に人生を楽しんでいて、最近は娘達の話題などいっさい会話に登場しないのだ。
彼女は喋る、喋り続けるしかも自慢話がほとんどで、私も聞くのも仕事の一部と思い、この25年間ずーっとそんな話に付き合って来て、途中でもう何か理由をつけて断ろうかとも思ったお客なのだが、腐れ縁とでも言うのだろうか現在でも
何故か美容室に通って来て話をする仲になっているのだから人って面白い最近の彼女の話の中には何処となく人間的な魅力があるのだ。
彼女は美容室にも3週間に1度来れるくらいなのだから、裕福だしお洒落も
上手で見かけは決して若く見えるとは思わないが小綺麗で何処となく魅力的な
女性なのだ。そうだ!今でも自然に女をやっているのだ❗️


この職業を長くやっていると3種類の女が存在する事に気付く、、人生のどのポイントで変換していくかはそれぞれ人によって時期が違うようだが、60代くらいからゆっくりと姿を表す。私にとって最も付き合いやすいお客は、
中性化タイプ、男でも女でもなくなんとなく人間化していくタイプだ会話にも深みが増し楽しいし、こちらもしっかりとした接客を心がけようとピシッと背筋が伸びる感じを持つ。もちろん美容室にも定期的来るのだから身なりも
個性的で素敵である。

それと今日の常連さんの様に、年齢とは関係なく心と生き方が無理なく自然と女として生きれるタイプだ。不思議な魅力を持っている。人には惑わされず
自分を生きれるタイプの様だ、、聞こえはいいが自己中なのだろう!笑い

そしてさも私が苦手とするタイプは、しがみ付きタイプだ!ただただ若さと
異常なほどに女である事にこだわる、、そんなに頑張らなくても生まれてから死ぬまで貴方は女なのだから、、もっと美しく年を重ねては行けないのだろうかと思ってしまうのは私だけだろうか、、しかしこのタイプのお客への接客は
1番簡単で中身がない時間となる、とにかく若さと変な美しさを褒めて認めてあげれば会話が成立してしまうつまらない相手である。数年前に私自身凄く体調を崩してしまい仕事への限界を感じ、それまでの顧客を7割減らして、残りの3割の方のみこれから先も私のお客様でいて欲しいと思える人だけを残した。


これまでの美容師人生で最も贅沢な選択だった。好きなお客様だけを迎えられる日々!美容師として感無量と、これまで頑張って来た美容師人生への最高のご褒美と思えた。これから先も女性が美しく歳を重ねていけるお手伝いをさせて頂ける事に幸せを感じた。
その時に何故かこのしがみ付きタイプとの関わりは、私のこれから先の
美容師人生のお客様のリストには残らなかった。彼女らはまたすぐに新しい
美容室を探せるのだから。お互いにそれでハッピーなのだ。


さて時刻は11時30分だ!嫌な歯医者の時間が迫ってくる!!ランチを食べておかないともし今夜の夕食が食べれないとお腹が減ってしまう!あまり食欲もないが、今日は夫も在宅なのでサンドイッチにしよう!夫が用意すると材料がとても綺麗に並ぶ、、性格なのだろうか、、笑い


歯医者は2時の予約だ!自宅から歩いて20分程なので秋晴れの気持ちいい季節だし!という事で散歩ついでに歩いて行く事にした。
行って来まーすと、から元気で家を出発、、どうか痛くないようにーーー

優しそうなオージーの歯科医が説明してくれた、、私の奥歯はもう寿命のようで抜歯を勧められた、、いきなり!抜歯とも思ったがまた来週来るのも
その間嫌な思いで過ごすなら、言われるがまま本日やってしまった方が得策かなぁ、、と落ち込む私に、優しい歯科医はゆっくり考えていいわよ、、今日は気持ちの準備がないならまた次にしても大丈夫だから、と言ってもらえたのが
私の沈んだ心が励まされ、そう言えばスーさんは一気に2本も歯を抜いたとか
オーバーザサンのラジオで言っていたのを思い出した、よし!大丈夫だ私は
1本だ頑張れる!となんだか訳の分からない納得をして、挑んだ!
昔に比べれば今は麻酔の注射も痛くは無いし、歯科医も優しくなった、、、
抜歯終了、、歯科医は抜いた歯を見る?と明るく問いかけて来た、最初はそんなの見たくない‼️とも思ったが、その歯を昔治療して早40年が経っていた
そう考えるとこの歯も私の大切な身体の一部として長い間頑張ってくれたのだから、役目が終わった私の歯に一言お礼を言おうと思い、思わず、はい!見ます、と言ってしまった。見かけは根っこもしっかりとしていて大きくて立派な
歯だった、、🦷これまでありがとうと言って歯科医を後にした、、帰りは歩く気がしなかったので、夫に迎えに来てもらった。
これから先はインプラントとへの準備だ、、現代の医学は素晴らしいものだと
つくづく思う、私の母など入れ歯で苦労していたのでそれを思うと、自分の歯と同様に扱えるインプラントは画期的だ!5年ほど前に反対側の奥歯を一本
インプラントしており、ありがたさを実感しているので迷わずDo it ‼️だ。


午後4時だんだん麻酔も、切れて来た、、ズキズキして来たのだ、、
もちろん本日お楽しみのハッピーアワーもキャンセルだ!痛み止めを飲み
さっさとベットルームへ退散、、今夜の晩ごはんは残念だが私はパス、、
スーさんのラジオを聴きながらショボンと落ち込んだ気分をまぎらす、、
どうか夜中に痛くならない様にと願った、、







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