今年のエヴェッサのロスターについて考えてみるおじさん

もっとnoteを書けと言われたので今更今シーズンの大阪エヴェッサくんさんのロスターについて考えてみた。

昨シーズンの大阪エヴェッサのメンバーが大大大好きで少しでも悪く言われたくない向きの人は読まない方がいいかも。


・優先度の問題、継続した人たち

自分がGMだったとしてチーム作りをすると妄想した場合、まず現チームの誰を残すか、というところから始めるんだと思うのよね。

そういう意味ではREBORNを掲げてるFE名古屋とか、広島あたりは誰を残すかとかじゃなく、誰を取れるか?でチームを組んだようなので成功するかどうかは興味深いわね。あ、両方とも連勝してるねそういや。

大阪に話を戻すと、

まず怪我してた主力の合田と橋本拓哉。

このふたりは万全なら40パー超のスリー成功率が期待できるハンドラー、ベストシックスマン受賞の長身SGで外す理由がなく、かつ怪我をしてしまっていることもあり心情的にも切りにくい。

こういうことを言うと冷血だと言われそうだが同じ箇所を怪我した合田を計算に入れるのはかなりリスクのある博打だとは思う。

が、ファンとしてはあっさり切るようならエヴェッサ自体を応援できるかがちょっと怪しい気もする。とは言え勝利を捨ててまで心中しろとも言えず、結局のところ信じるしかないみたいなオカルトめいた感じになってしまうのが難しい。とにかく治っててくれ。今シーズンで引退とか本当に見たくないので。

気を取り直して、外国籍はニュービル神といち早く契約。オンコート+/-が圧倒的でいると攻守に効きまくる選手なのでこれは当然。

帰化選手のアイラも主に守備のところでの貢献が高く、ここまでの4人が最優先だったのかな、と。

次に沢山いたルーキーズの中では中村とエリエットが継続に。

中村浩陸はルーキーながらゲームコントロールも成長を見せており、エリーは角野、大雅と同期の新人の中では早い段階から多めのプレイタイムを得ていたのが継続の決め手だったのかなと思う。

・継続しなかったまたはできなかった人のこと

先の開幕戦でも大阪相手に大車輪の活躍をした角野くん。

Bリーグでは1月から来季の編成交渉を始めることができることもあり、この時点ではほぼ活躍することが出来ていなかったため、エヴェッサ内での契約優先度は低かったのかなという気がする。そこに海外の大学に通っていた長身ウイングのザックモーアちゃんの獲得もあり、そもそもエヴェッサには橋本拓哉というベストシックスマンを獲るような強力なウイングがいることもあり、金丸を失った三河からの誘いに乗ったのも頷けるところはある。

もう少し活躍が早ければザックちゃんの獲得と角野くんの流出はなかったのかも、という妄想が捗るが、結果的にどちらが幸せなのかはわからない。ザックくんは角野くんを忘れるくらい活躍すればいいし、角野くんは角野くんで惜しかったと思わせるくらい大阪戦以外で活躍してください。大阪戦は次から寝てるように。

惜しい、ところで言うとセカンドユニットの要だった伊藤達哉。

ハンドラーとしての能力、特にアシストセンスとここぞのドライブインの力は疑いようがなく、反面、壊滅的なスリーの精度とその積極的なプレイスタイルと大きくない身体のミスマッチが故か、シーズンをずっと健康で過ごせたことがないという、魅力と欠点がはっきりしてる選手で。

ニュービルがいることを考えると優先度はおそらく高くなく、スリーが一定以上入り年俸が安く若い中村と比較してどうか、という事を考えると、エヴェッサ側からあまり良い条件提示にはならなかったのではないか・・と考えてしまう。

名古屋でもスリー打たせるの大好きおじさんデニスヘッドコーチのチームであることから齋藤拓実の控えとしてのプレイになることが想像されるが、彼が一皮向けるにはスリーを身につけるしかないと思うので頑張って欲しい。大阪戦以外でな。

大雅ちゃんについては個人的にかなり期待はしていたが、B1でやるにはあまりにも経験がなかったので・・

佐賀ではプレイタイム貰えてるようなので今後には注目していきたい選手である。

時生は攻撃だけならガードナーからバスカン取ったりとバリエーション色々持ってるけど、守備は外国籍とマッチアップとなると穴にしかならず、スリー鍛えるとか身体を大きくするとかなにか武器が欲しいかな・・

・新加入の選手

カイルハントは三遠の元エースでハレルソンの後釜として加入。ハレルソンが得意だったスリーはないもののゴール下での得点力は強く、ゴール付近で持たせたら何とかしてくれるのが頼もしい。

個人的にはBリーグのセンターの選手が必ずしもスリーを打てる必要は無いのでは無いかと思ってる。

川崎のようにニック、ヒース、マティアスが全員スリー打てるってな構成でもないと単にリバウンド取れないだけ、ってな感じになってしまうので。

次に日本代表のビッグマン、竹内譲次。

ニュービルがいる関係でどうしてもサイズが下がるところを補うための補強だが、守備のスペーシングやボックスアウト、攻撃でも上手くフロアバランス取ったりアシストしたりと見てるだけでバスケIQ上がる気すらする。愛してる(謎の告白)

今シーズンのギャレットスタツ枠(そんな枠はない)、ペリーエリス。

色んなポジションをこなせるビッグマン、ということなのだがB1では今のところただの器用貧乏なのでは無いかという風に見えてしまう・・

おそらく優秀なパサーと組めばまた違う気もするのだが、中村にしろ合田にしろどちらかと言うとスコアラー寄りでパスがすごいっていう方向性のハンドラーでは無いため、何をどう考えて獲得したのかは今のところ分からない。わかるくらい活躍してくれることを祈りたいが今の所2022年1月辺りには別の人になってるのではないかとか色々言いたくなる。ええ、そうですね。言ってます。とにかく頑張って。

・その他(酷いにも程がある括り)

前岩手の青木くん、名古屋DDの木下誠くん、FE名古屋のジャワラくん、横浜のストックマンくんと初めてB1に来る、またはあまりプレイタイムを貰えてない選手たちを獲得。方向性的には天日さんが好きそうな得点力に自信がある若手たちですね。

天日さん体制でここまで勝っているためあまり不満はないが、若手を集めるのはいいとして1年で放り出す(または出ていかれる)ことが多く、長期的に伸びないと思ったのか単にチームに堪え性がないのか・・

それは客からはわかりようもないが、あと一年契約した方が良かったんじゃ?と言いたくなることは割と多めですかね。

・まとめ

一番最初に書いた通り、主力かつ怪我人と契約した難しいシーズンが始まった大阪エヴェッサ。

これで天下取りと言われると少し鼻白む気はしないでもないが、若手を育てながら勝つ二兎を追う戦略が成功するのであれば最高に楽しいシーズンにもなるでしょうね。





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