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夜中のアニメ

ホテルに泊まった夜。早くから一人飲みを始めたせいなのか、なかなか寝付けなくなってしまった。夜中にテレビをつけて、チャンネルをいろいろと変えていると、ローカル放送局の番組で懐かしいアニメが放送されていた。

【銀河鉄道999】

若い人は知らないと思う。松本零士先生が手がけた有名な作品である。しかも、当時放送されたテレビ版の2話目。ささきいさおさんが歌う冒頭の曲で、一気子供時代にタイムスリップした気分だ。
ところが、2話目を観ていると、だんだんとその話の重さに気がついた。

せっかく機械の体を手に入れて、永遠の命になったのに満足できない。

30分アニメの中でけっこう重い内容だった。これが2話目でなのでびっくりだ。最後の場面で、椅子に揺れられながらおじいさんが語る。

長生きするだけが幸せとは限らない。自然に生きて自然に死ぬのが一番いいような気がする。死ぬべき時に死ねなかった人間は惨めなものだ。

この言葉を聞いて、小さかった子供の時はわからなかったけれど、だんだんその意味が分かってくるということは、それなりに歳を取ったということだ。

それにしても、小さい子供にゃ~難しい話だね

昔はこんなアニメが多かった気がする。ちなみに、この放送前には別のテレビ局で未来少年コナンを観ていたことも、子供時代を思い出すキッカケになったのは間違いない。


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