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ダンディーな人は、時間を奪わない

子供がまだテニス教室に通っていた時、コーチが言った言葉がある。

テニスは相手の時間を奪うスポーツです

当初はピンとこなかった言葉だったけれど、子供と一緒にテニスをしたり、お父さん同士でダブルスを組んでい試合に出場したりすることによって、その言葉が意味がだんだんと分かってきた。

テニスの場合、相手の時間を奪うということで自分が優位になり、思うようにプレーが出来、試合も思い通りに進ませることが出来る。

そんなことを思い出したのは、あるYouTube動画がキッカケだった。その動画はテニスとは全く違う格闘系の動画なのだけど、その動画でも同じことを言っていた。ちょっとした隙をついて一瞬でいいから時間を奪う。テニスのような長丁場の試合とは違い、格闘技は一瞬で勝負が決まるからこそ、緊張感が伝わってきた言葉だった。

相手の時間を奪うということは、テニスの試合、格闘技だけではない。日常生活においても、気をつけなければならない。

それは

無駄に長話をしてしまうこと。

メールで済むのに上手に伝える自信がない為、結局電話してしまって相手の時間を奪ってしまうこと。

話をするのが好きで、つい長電話してしまう悪い癖があること。

今まで私が全てしていたことだったと気づき愕然とした。私は、自分の気づかないうちに相手の大切な時間を奪っていたのだ。

罪の意識がないところが我ながら怖くなってきた。

これからは気をつけなければと思うのだが、長年染みついてしまった自分の癖みたいなところを果たして直せるのだろうか?正直自信はないけれど、もっと話したいと思うところでやめるのが良いのだろう。

年相応に、もっと聞き役というか聞く耳を持たなければと普段から思っているのだが、思っているだけではしょうがない。

私が理想としているダンディーな男性は無口なのだ。

それなのに、私はどんどん理想から遠のいていく・・・・・

これからは、少し抑えようてみよう。

できるかな・・・・・

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