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マカロン少年体験記~ファミレス編~21話

2〜3分で読めます。シリーズものですが1話完結です。
こちらは調理の好きな高校2年生男子マカロンのファミリーレストランでの接客アルバイト体験記。マカロンとその仲間たちのお話です。


マカロンは高校2年生になりました。

進学コースに入ろうか迷ったのですが、調理科で3年間学ぶことにしました。

空き時間には台所で色々作っていました。
元々作ったものをふるまうことが好きなマカロンは
姉のリクエストに応えることもよくありました。

パートに出ている母から、食事代として時々お金を預かっていたマカロンは
姉の分も黙ってもらっていました。

姉は「自分で用意しなくていい。ラッキー」と思っていて
弟は「何も知らない姉の分もお金増えてラッキー」と思っていました。

アルバイト先のファミリーレストランでもデザート作りをさせてもらえるようになりました。
自分の作ったデザートをお客さまの元に届けて、テーブルに置いた時に
「美味しそう」と言われたり、すぐデザートの写真を撮られるのを見ると、
嬉しいような、恥ずかしいような気持ちになりました。


学校では、2年生になり担任と副担任の先生がかわりました。
1年生の時の担任の先生に言われたように、調理科ににいながら進学コースの課外授業に出るというのは、叶いませんでした。

進学コースの先生に課外授業の申し込みに行った時に
「いや、無理だろ。これは進学コースの課外授業だから。大学進学するなら、どうして進学コースに変更しなかったんだ?」
と言われて、マカロンは愕然としました。
立ち止まっていても仕方ないので、マカロンは考えました。

そして、中学生の頃からお世話になっている進研ゼミさんに相談して、大学受験用の教材を送ってもらうことにしました。
塾に行くことも考えたのですが、行けなかった日に振替がめんどくさいと思い、自分のペースでできる進研ゼミさんに引き続きお世話になることにしました。
                                                    〜つづく〜


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