コロナ禍で進んだICT@補習校
Hello, みろろんです。
私は日本の教育、学校はすばらしいと思っているのですが、はやりえっ?となることもあり、その一つにICTがあります。
ICTは言うまでもなく、Information and communications technology(綴りに注意)ですが、イギリスは次々といろいろな設備を(政権が変わるたびに)導入しています。
ずいぶん前からホワイトボードに加え、Smartboardと呼ばれるカナダの会社が開発したインタラクティブボードがすべての教室に設置されていました。
イギリスではどのように予算の段階で話し合われたのかははっきりしませんが、同じ機械が全国の学校に設置されました。
「設置する、と決めたら早い!」
これがイギリスです。何でも決めた後の行動は早い。
あっという間にホワイトボードは教室の端に置かれ、スマートボードがつきました。
しかしテクノロジーは進化し続けていますよね。このスマートボードは別にプロジェクターが必要だったりしたので、現在はタッチスクリーンの大きなディスプレイが設置されています。
先生方は動画や、アニメーションを駆使し(自分でつくらずYoutubeを流さすことも)授業をしています。
一方私の勤務校の補習校はどうでしょうか?
全日制の学校ではないため、現地校のSecondary(中高)の校舎を借りています。以前はCollege(専門学校のようなもの)を借用していました。
そのため、このスマートボードがあったのですが、先生の中で使われていた人はほとんどいませんでした。
というのも、そういう研修もなく、授業は日本と同じ、ホワイトボード(黒板)中心だったのです。
コロナ禍になり、突然今年度からオンライン授業になりました。
その時も動画授業の作り方は自由、とのことで十分な研修もなく、独自にアプリを使いこなすことを要求されました。
その中で学校としてGoogle classroomを使うようになり、オンラインで課題提出などいろいろな機能を学ぶ機会がありました。
Youtuberのようにカメラに向かって話しながら動画をつくるのも、大変時間がかかりますが、よい経験になったと思います。(2学期からは対面授業になりました)
にもかかわらず、まだまだ会議資料や提出物が「紙」の場合が多いのです。
紙でなくとも、メールなど。
クラウドでの共有などはまだ少し難しいようです。
日本ではハンコ文化なので通知表なども「紙」なしには進んでいなかった日本(補習校)ですが、コロナ禍をきっかけにICT化が進んでいるように思います。
しかし、イギリスと同じ感覚で、「これをやってもいいですか?」ときくとはやり「いえ、紙で・・」ということもあり、ジレンマを感じています。
今後どうなるかは個人的なことも含めて楽しみであるのは間違いないでですね。
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