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教員としての経験

Hello, みろろんです。

今日はアウトプットの日です。

クリスマス前に職場で恒例の「Values week」という行事があるのですが、これは教育学部の学生がカリキュラム外で自主勉強しているもので、毎年自分たちも学びながら募金を募る、というものです。

昨年は残念なことに完全オンラインになりましたが、上級生の見事なリードでいろいろなプログラムを実施。

その中でもいろいろなチャレンジがありました。

それぞれのロックダウン生活の中で頑張って動画を作り、オンラインクイズまで!


その中で気になった表現があるので紹介したいと思います。

その前に経験談。

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私が日本で教員だったころ、一クラス45人くらいいました。30人台だった公立と比べ、私立のほうが人数が多い印象でした。(注:20年前の話です)

さすがに教員新人の1年目は目が行き届かず、自分が授業を進めることで精いっぱいだったのですが、2年目からは余裕ができ、クラス全体を見渡しつつ、話すことができるようになりました。

最近のクラス(今は生徒数3,4人のクラスを担当しています)で、ゴソゴソやっている生徒がいたので、

「自分は見えてない、と思ってるでしょ?でもクラスが40人でもよそ見をしている子、集中していない子、ほかのことをしている子のことはわかるんですよ」

というとびっくりされました。

「えー、そうなおの?」

「どうやって?」

と大騒ぎになってしまいました。


3,4人では当然だと思われますが、実は教師って、結構見えています!

しかし、問題は授業を中断してまで注意できるかどうか、なんです。

一人だけボーっとしている、とかなら指名して発言してもらったりして、注意をこちらに向けさせることができるのですが、席のあちこちでこっそりされていると、難しかったんですよね、私。ベテランの先生ならいろいろ方法もあるのでしょうが、私はまだまだでした。

私はそんなときはグループで話し合わせたり、体を使って説明させたり。。

(高校の理科で・・と思われるかもしれませんが、私の勤務校ではみんなノリノリで参加してくれました)

例えば共有結合。さあ、あなたは炭素ちゃんです。手は4本しかありません。しかし手が2本しかない酸素ちゃんと手をつないで結合したいのです。何人と結合できるでしょう??

みたいな感じで、前にでて実際手をつないでもらいます。(炭素は4つなので足も使う、みたいな)

そういうことをすると嫌でもほかの人と手をつながないといけないので化学嫌いの子も一緒に参加してもらう、といった感じでした。

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もとの話に戻ります。

イギリスでも先生は生徒がたくさんいても何をしているか見えるようです。同じ人間なので当たり前ですが。

その表現がクイズだったのですが

I've got eyes in the back of my head.

板書しているときでもみんなのことが見えている、という。

私はなぜかすごく共感しました。そして教員は国境を超える!とまで。



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