迷いとか退屈とか優柔不断とかによって、私達の心と体はものすごく疲れてしまうのではないでしょうか。そして、それに慣れてしまうと、白い靴下が知らない間にうっすら黄ばんでいくみたいに、落とすのは中々難しいのかもしれません。しかも、毎日少しずつ、うっすらと染み着いて行くから、気づきにくい。 一年前に自分が書いたこんな文章が出てきた。 愚痴ばかり言ってもしょうがないんで、ここで宣言しよう。これから頭を使い、精神を使い、準備をはじめよう。もうたくさん。私は自分のことばで語り、自分の頭
鴨居羊子さんというと、カラフルでおかしな人形や下着を作ったヒトとしてどこかで企画展が開催されていたのを覚えている。現代美術に興味があった私には、昭和の女性下着製作者としか認識していなかった。もちろん企画展にも行かなかったし行こうとも思わなかった。 それでなんで急に鴨居さんを読みたいと思ったのかというと、ここ最近のコロナにあわせて私は家でラジオを聴くことが増えたのだけど、そこで紹介されていたのだ。天下のNHKラジオなんかで紹介されたからには図書館で借りて読みたいと思う人がいる