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伝統の継承と起源の探究

…なんですか?この民俗学でも語りだしそうなタイトルは?コレはそんな大層な話題じゃありませんよ!

事あるごとに思い出すのは、世に厳然とソレがあるから…

 何回も「ふと思い出して」調べようと思うが、あまりにデータが膨大すぎていつもやめてしまう事柄がある。それは、一般向け番組はもちろんのこと、特に発信側と受け手側に相互の流れがあるメディア(芸能系番組やアニラジ系番組等で顕著)の「コミュニティの中で特有の挨拶や、仲間の固有名称を決めて呼び合う」というお約束事は、一体誰が始めてどこから発生したのか、についてだ。

 最近それをまた考えたのは、それまでそれらがテレビやラジオなど、いわゆる旧メディアの中であったものが、昨今のYouTubeコンテンツの中でもまだ生きているということを最近知った時だ。
 非常に興味深いことだと思った。そういうことは、ある意味ひどく泥臭く青臭い事。そのソフィスティケートされてないそれが、今もネットの海に綿々と生き続けていたということに驚愕したのだ。

集団内の個の意識下にある帰属意識の発生

 これらの習慣を始めたのは誰なのか、いつなのか、発信者発なのか受け手発なのか…という興味が、それを思いつく度にわくのだが。前述した通り、それは多分データが膨大すぎて収拾がつかないと思うので、今まで調べることはしなかった。というより、まぁ巨大なデータ量を目の前に思考半ばでくじけてやらない、ってのがだいたいのオチだ。

 軽く検索をしてみて、雑で浅い調べ方をしても、それは昭和50年代ぐらいからある事象ということが分かる。浅い調べでそれなのだから、おそらくはそれよりずっと前からあるに違いないものなのだ。昭和50年代、つまり1970年代といえばラジオの深夜放送が全盛期である。そこらへんからかなぁとは思うけど、多分もっと遡るのだろう。自分、考えが浅知恵の人だし、自己のソレを踏まえると多分実際はそうなるんだろうなと言う気はする。ラジオ放送の開始は大正14年、そのくらいの時代からとか言われてもおかしくはないことだ。

 放送などのメディアに限定しなければ、ソレはもっと遡るだろう。パッと思いつくだけでも、ライフスタイルやファッション等、時節の流行りに代表される「~族」といわれたムーブメントの中にあったコミュニティや、アイドルオタクの原初とも言われる江戸時代にあった「胴擦連」が想起される。それぞれ名付けが当事者か第三者かも分からないモノだが、「集団」や「追っかけ」という概念に具体的な名称が付き、コミュニティ内でしか汎用性のない定番のフレーズ、挨拶、掛け声(コール)等があるという点では、それらと遠からず近からずと言ったポジションだろう。

…いや、話がそれた。話を戻そう。

継承される古典

 発生源はわからないけど、それらが継承され続けている理由は多分、その節目節目でソレについての語り部が、ソレを若い衆に語っているからということだろう。いや、当たり前のことだけど。

 多分、そういった文化圏にいた人たちの年配者の中で、それを今の時流にムリクリ組み込んで継承させている人達がいるに違いないと、個人的にはそうみている。私は見たことはないが、YouTubeの動画には「YouTuber講座」的なコンテンツがあると聞いたことがある。YouTuber・バーチャルYouTuberになりたいが、やり方がわからない人がまず縋る駆け込み寺だ。YouTubeでのその現象は多分ソコで「ウケるVTuber・YouTuberはコレをやる」的な事として説明されているのだろう。
 まぁ対象の心をつかんで、テリトリー内に係留させる手段としてはアリといえばアリなのだろう。わからんでもない。ソレが正しいのか、正統なのかというのは別にして。

衝動的な文章に結論はない

 で、このへんで文章記事的オチに繋げたいところではあるが、たいたいどの疑問も解消されていないのに結論付けるとかできるはずもない。多分私はまた不定期に「ふと思い出して」検索窓にテキストを打ち込んだり、気まぐれにチャットGPTさんに聞いたりするのだろう。そのうちどこかの誰かが完璧に調べてくれて、考古学的疑問にも解決が提示されたりするのかもしれない。ソレは私がかもしれないし、どこぞの名も知らぬ人によるものかもしれない。

 まぁ、人類の存亡に関わることじゃないからね。気長にアレコレしていきます。(オチを期待した人たちよ、ゴメンね。散文御免。外からの帰り道で衝動的に思いついて、書きたくなった事だったのでした…)



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