デジタルオフ・デイ!

経営者でもある友人がデジタルオフで一日過ごした、という投稿をFacebookでみた。

「ほぉ~、デジタルオフっていうのか。いいなぁ」

肩こり・目の疲れがひどくなっていた私は、一日完全休養しなくてもスマホやパソコンの前で過ごすのを一日やめるだけでもいいんだ!と友人の投稿から多いにヒントを得た。

早速、一日デジタル系の使用を控えることにした。

そして、淡~くだけどずっと気になっていた「娘ともっと遊ぶ」を実践しようと思った。

午前中は、来客があったこともあり、何の問題もなく過ごせた。

しかし、午後。娘はいつものように Youtube を見始めた。

あ、そっかぁ!
私だけがデジタルオフにしてもダメなのね。
娘が一人で動画をみる可能性を考えてなかったわぁ。
これじゃ、「娘と遊ぶ」にはならないわね。

そうこうしていたら、娘がスマホを持ってきた。
「ママ、電話」

見ると、普段めったに連絡をとらない実妹からのビデオコールだ。

なんと、娘の職場にいるインドネシア人のおうちに家族で遊びに行っているとのこと。画面の向こうで、インドネシア人ご夫婦が笑っていた。

あっさりデジタルオフ解禁(笑)

海を越えて、妹とインドネシア出身の同僚とインドネシア在住の私とが顔をあわせて話ができる機会を選択した。

娘も、久しぶりに(画面越しに)会う従姉妹たちと仲良く話していた。

嬉しいハプニングの後も、基本的にはデジタルオフで過ごした。

娘と庭にたくさん自生しているバヤム(青菜)を収穫したり、バッタをとったり、雨あがりのしずくがきれいで感動したり。

バヤムの収穫

バヤムとバッタ

バヤムの葉とトウモロコシでスープをつくって娘と食べた。

ゆっくり時間をかけてトウモロコシを茹でてからバヤムの葉をいれたら、驚くほどスープが甘かった。塩だけでこんなにおいしいスープになるのか!

あ~デジタルオフにしてなかったら、いつもみたいに時短で料理してたよ~。時短が悪いわけじゃないけど、たまにはこういうのもいいな~。

しみじみ感動していたら、姑が「何食べてるの、私も食べようかな」という。

姑はバヤムは食べられないので(姑の病状がわるくなるそう)、モリンガでスープを作ってほしいという。

ありゃ。これも、いつもだったらパソコンに向かってブログを書くなどしている時間だ。集中しているときにたった一人のためにスープを作れなどと言われたら、「もう!忙しいのに!」とブツブツ言いながら料理をしていただろう。

でも、今日は違う♪

さっき姑用にキャッサバをふかしたばかりなのに、また姑用にスープをつくるのも楽勝でできちゃうもんね。

モリンガを摘む姑

姑とモリンガの葉っぱを摘みながら、デジタルオフすげぇ!とその効果に酔った。

夜、娘の乳歯が一本抜けた。

すぐに娘が「パパに電話する~」という。
またまたデジタル解禁してパパに電話したら、嬉しそうな声が返ってきた。

そう、ほんとのところ、別に「デジタルもの」が悪いわけではない。

昼下がりの日本とのビデオコールといい、パパへの電話といい、このブログといい、デジタルものがもたらしている恩恵は計り知れない。

私が振り回されるような使い方をしているだけだ。

デジタルものに飲み込まれる私ではなく、誰とどんなふうに時間を過ごしたいのかをよく考え、主体的にバランスをとりながら扱っていこう。

そんなことを学んだデジタルオフ・デイだった。

サポートはとってもありがたいです(ㅅ⁎ᵕᴗᵕ⁎) 2023年年末に家族で一時帰国をしようと考えています。2018年のロンボク地震以来、実に5年ぶり。日本の家族と再会するための旅の費用に充てさせていただきます。