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珍しく割とニヒル顔(当社比)

ニヒルが苦手なんですよ。
苦手多すぎ問題(下書きなぞり、感動話、美形、テンプレ、おはなし作り、媚び、自己愛、ジェンダーアイデンティティつよつよの人…)
食べ物も好き嫌い多すぎ偏食家である。

割と最近、名作を履修しよう運動が若干マイブームで、思いついたら大人買いで人気漫画や名作漫画を流行が去った後に読んだりしてる。
鬼滅もその一環だったし、他にもいくつか新旧の有名漫画を時々大人買いで読んだ。

で、一番直近だったのが「あしたのジョー」だったりしたんですね。
きっかけは相方がちばてつや先生のネットインタビュー記事を拾ってきたこと。
全然ちば先生の著作は読んだ事がなかったので、どんな方がまったく知らなかったんですよ。
んで、大、大御所先生なのにものすごく謙虚なのにびっくりして、そんじゃいっちょ読んでみっか、となったんですね。

でもこのnoteで作品レビュー書こうと思ったわけでは実はなかったりする。
「あしたのジョー」を読み終わってから一休みして、なんとなくお絵描きしたら、今まで描いたことない系の顔(その時点では顔だけで髪も描いてなかった)が描けて、「おや?」と思った。
冒頭の通りニヒルが苦手なのになんかニヒル気味になってしまった…(あくまで当社比)

ので、もしかしてこれはジョーの影響なのだろうか…と自問自答し、ついでだからジョーっぽい(?)髪型みたくしてみたり(全然違う)

たまに、そうやってヒョコッと想定外の表情が出てくることがある。
特別何も決めずペンの赴くまま描くとね。
何かを先に想定してから狙って描くより、私はその方が面白く描ける。
するとたまにこういう自分の中に存在しないものが不意に現れることがある。
我ながら、今まで見たことないなあ、珍しいなあ、と思って描くことになるので新鮮なんだと思う。

というわけで、今回の絵がその想定外のニヒル顔なのだった(何度も言いますがあくまで当社比である…)

あ、わかった。
ニヒルが苦手な理由。
ニヒルな要素が私の中にまったくないので、心境が理解できないからだ。
基本的には自分が理解できる心境から来る表情しか私は描けない。
記号的に表情を描く手法もあるが、例の如くテンプレ嫌いなので、自分が理解できてないものを上っ面だけテンプレで描くことも嫌いなのである。

うーん、でも、私読んでてジョーをはじめとするボクサーには全然感情移入できなかったんだけどね。
ひたすら思考回路が理解できないよ!って思いながら読み進んだ。
物語としては息詰まるなー、なるほどなーって興味深かったけど。
私、近くにジョーみたいな人が来たらソッコー逃げるなあ。
だってチンピラっぽくて怖いもん…。
(小市民すぎて破天荒な人が怖いの民)

なので、余計に割とニヒル顔になったのが、想定外なのだった。


多分、あくまで一時的な影響で二度と描けない絵。
別に矢吹丈を描こうとしたわけでもなんでもなく
自動筆記で筆が滑っただけ。
なのでノークレームでおねがいします。

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