みどりく@バレエの目

寺田翠です。バレエダンサー。 バレエとはなにか。芸術とはなにか。 ダンサーの精神の持…

みどりく@バレエの目

寺田翠です。バレエダンサー。 バレエとはなにか。芸術とはなにか。 ダンサーの精神の持ち方。 ただ頭の中で考えている事を話します。 毒にも薬にもならない話はしない、ここでのマイルールです。 My favorite♥️ 猫、音楽(アヴィーチー・中島みゆき)フィギュアスケート

最近の記事

生徒ファーストか、芸術ファーストか。

みなさまお久しぶりです。 日本に帰国して一年が経ちました。 東京ではプロ育成クラスを始めて、ありがたいことに全国からバレエを頑張っている子達が集まってくれました。 新幹線を使ってきてくれる子や、泊まりで来てくれる子もいるので、毎週の1時間半のレッスンや個人レッスンが質の良いものになるようにしなければと、いつも思います。 noteをまた始めたのは、やはりレッスンでは、注意点や踊りそのものを直していくことだけでいっぱいいっぱいで、プロ育成クラスのメンバー達には芸術やバレエとはな

    • バレエと社会はどこで繋がるのか

      今回はシンプルな話です。 前の記事ではバレエの舞台はどのような事が行われているかについて書きました。 哲学、エンターテイメント性、自己表現、型…いろんな事が必要になっていきますが、しかしこれで完成したと思われますでしょうか? 私はいいえと答えます。 これではまだ芸術にはなっていないと言えます。 最後の段階が残っています。 それは「誰かが観る」という事です。  芸術は表現する人や物が、鑑賞する人と繋がり、精神や感性がお互いに行き交うことです。 これが無くては絵画もただの物

      • 芸術は哲学であり、自己表現なのかもしれない。

        前置き。 先日、パートナーの大川とバレエについて、芸術について話をしました。 今回はその時の話をしようと思います。 ただ、読みたい方だけ読んでくださいね。 日本だとこういう芸術論を話すと、必ずナルシスト、高級寿司みたいだと仰る方がおられるので…😂本当はそんな難しい話ではないのですよ。 でもちょっぴり疑問に思っています。 そのような言葉にではなく、その言葉に対して引け目を感じなくてはいけないというずっと昔からの雰囲気にです。 私達はそう言われないように努めるべきなのでしょう

      生徒ファーストか、芸術ファーストか。