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サロン
フランスが発祥の『サロン』
文化人が談笑を楽しむために提供された社交の場。
ある日noteの中にいて、サロンを思った。
それぞれの創作物やお気に入り、持論や発見を片手に、思い思いに何かを語る情景。
それは出入り自由な場所で、その中にいても時に誰それと語り、時にひとりでもの思いにふける。盛り上がるも良し、静かに本を読むも良し。
ひとりひとりがそこに居る人達と、ひとりの時間を楽しむのも悪くない。
きっと時間は優しく、邪魔をしないのだろう。
ただそこの空気には、ゆらゆらと『creation』の香りが漂う、いつも。
『creation』はハッキリと形に見える物だけとは、限らない。考えや生活そのものの場合だって、山程ある。
作り上げた『何か』はその後どう成長するのだろう。
作り手が成長することが、既に生まれている幾多を成長させると、そんな言葉を聞いた記憶がある。
ひとつの『場』の中で何に気付くのだろ。もしかしたらそれは些細で、意識の上にはっきりと登らないものかも知れない。それでもひとりひとりが何かを提供し、何かを得ている。
そんな『場』を、わたしはnoteで感じる。
元々サロンは宮廷貴族の館が舞台だったという。
さてさて、それではどんな箱が良いだろうか。
大正時代のカフェ、いや正確に音を言えばカフェーとなるようだが、どうだろうか。
少し空想が過ぎたかも。妄想に片足突っ込んでると言われるかも知れない。
けれど思い描いてみると、なかなかロマンを感じる。そんな情景がぼうっと浮かんできて、わたしはまた楽しくなった。
noteの中に居ることが。
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