龍の眼から伸びる
弾かれた弦のいち音が
腹に落ちる
舞い上がる雪が隠していた色は
花の薄紅か血のりの赤か
助けを呼ぶのは凍る月
乱れるままに踊る雪の
後を追う流し爪
ひと夜雪に凍え雪に焦がれ
燃える箏のしらべよ
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楽器「箏」は龍をイメージしていると言われています。箏柱や弦を除く本体の各部分は、龍頭、龍角、龍腹などの名称が付いています。龍眼とは、弦を通す丸い穴を指します。
流し爪と言うのはこちらの奏法です。
わたしが箏を習っていたのは幼少の頃。箏の楽譜は漢字なので、六段調までは教えられるままの暗譜弾き。小ニ、譜面を読む練習中にやめました。
よってアテクシ今はまったく弾けまてん
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#詩