詩 雨だれを数える日々に 52 吉田 翠*詩文* 2023年7月14日 21:15 野辺へと向かう身に施すひとさしの紅見送る側を慰めるとも言う引かれる色は無念の赤掃き出しの障子を開けるしっぽりと濡れたブルーグレーの空の下仮のお宿も見つからないかちいさな雀が木々の間を行ったり来たり単衣の合わせを固く閉じて押し留めた情の絡みはどこまで待っても無縁仏軒下の紫陽花が揺れるわたしは雨だれをひとつまたひとつと数えた*前回の句会に寄せた句に書いた詩なんですけど、紫陽花も終わりですね😅 #詩 ダウンロード copy #詩 52 スキもコメントもサポートも、いただけたら素直に嬉しいです♡ 記事をサポート