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神話部二周年記念企画に寄せて


note神話部と言う同人活動ができてまもなく二年になる。
元々神話のモチーフを入れ込んだ創作をポツリポツリとやっていた事もあり、楽しんで参加させて貰えるのはありがたい限りだ。

神話部に寄せられる投稿を見ていると、エンタメから思想哲学まで幅広くカバーされているのでおもしろい。
そんななかで、わたしにとって神話との向き合いの方の基本は「なぜそのような神話ができたのか」「そのストーリーにどのような意味を持たせているのか」といった歴史的、社会的背景を考える事なのだ。

掌編や詩も寄せてきたが、コラムを見ていただくとその傾向はハッキリしていると思う。
そもそも歴女を自認していながら、わたしが興味を持つのは専ら日本の古代なのだ。
長い縄文時代に培われた民族気質の上に成り立った王権の生産と、国家としての曙。どのような統治が行われ、どのような思想を持つに至ったのか。
それを踏まえ、神話はそこにどう関わり、何を語ろうとしているのか。
そんな事をよく考える。

偉そうであり、そしてとても固く一般受けしない事は承知の上で、それでも探究したいとの欲がわたしにはある。好奇心の発露とでも言っておこうか。あるいは年配者の娯楽でもいい。お許し願いたい。

神話部も満二歳を迎えるが、厄介な事に、これからもわたしはわたしのスタンスで行くのだろうと思う。

二周年記念の企画がスタートする前に、わたしの神話に対する気持ちをつらつらと書かせていただいた。
記念企画の告知がされたようなのでシェアしたいと思う。


これだけ固い事を書いておいてアレだが、わたしの企画作品とこのエッセイとの「乖離」を、どう説明すればいいかについての悩みは深刻だ←


#note神話部 #mymyth   #エッセイ

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