アイスティー
目の中で揺れる薄茶色
氷の脇をすり抜けて
流れ落ちるミルクに
愛おしさを感じた午後
わたしのこころに牙を剥き
抱き寄せようとともがけば
すり抜けてきた散々な年月
ねえ、どおして?
「自分を見てみなよ」
恐ろしく長い道のりに
もうあと少しだけ早く
優しい気持ちになれる午後を
手にしていたら
そんな身勝手な言い訳を
差し込む陽の光が貫いていく
恐ろしく長い道のりに
振り返るための
時間があるのかないのか
飲み終えたグラスを持つ
全ては
タイミング
*
アイスコーヒーもアイスミルクティーも、クリームやミルクを入れた後かき回さない人です^ - ^
あの色むらを好むへんちくりんです。
#詩