見出し画像

交換

 わたしの友人にパステル画を描く人がいます。この方はパステル画でありながら、パステルカラーをほとんど使わないという、個性的な絵を描きます。

 実は彼女はインスタを使って、ちょっと面白いことをしているのですが…自分の作品とあなたの作品を交換してみませんか?と呼び掛けています。インスタでの交流は、もちろん日本の方が主体ですが、ハッシュタグを英語で記載しているために、外国の方も彼女の作品を見ているようなんです。

 そしてこの呼びかけに手を挙げる人は、現在のところ100パーセント外国の方です。英語圏の方もいらっしゃいますが、ロシア語圏の方が多いそうなんです。彼女も別に英語が得意ではないし、相手の方も英語がわからない場合もあって、なかなかやり取りが大変のようです。

 なぜ、外国人ばかりなのか?彼女はちょっと考えてしまいました。買うではなくて交換。イラストを描く日本人との交流も多い中、やはり交換しませんか?これに手を挙げる人がいないのは、国民性か?やはりそうなんでしょうね。

 これは純粋に作品を通しての交流で、商品と対価支払いの関係ではないんです。愛情のあるそれぞれの作品を交換するということは、当然受け取った作品も大切にするという当たり前の前提を、言葉を介することなく双方が認識しているからこそ成り立ちます。そこに臆するものがあるのかな?と彼女は考えていますが、どうなんでしょうか?

   交換という交流、そして日本人では無く、海外の方からの申し出が多いということ。なかなか受け入れてもらえないものなのなか?とちょっと考えていました。

 

スキもコメントもサポートも、いただけたら素直に嬉しいです♡